こんにちは、藍です。
前回の記事では、アナと雪の女王の氷の城のモデルといわれる ボルグンド・スターヴ教会 や、世界最長の道路トンネル レールダールトンネル での幻想的な体験をお届けしました。
今回はいよいよ、 北欧旅行のハイライト中のハイライト とも言える1日をお届けします!
それは……
- 世界最大級のフィヨルドを巡る ソグネフィヨルドクルーズ
- 世界一美しいといわれる絶景路線 フロム山岳鉄道
の2つの絶景体験です。
「フィヨルドって実際どんな感じ?」「フロム鉄道は本当に絶景なの?」という疑問に、たっぷりお答えできる内容になります。
写真もたくさんありますので、ぜひゆっくりご覧くださいね。
いよいよフロム発、ソグネフィヨルドクルーズへ乗船
ホテルからフロムの港に到着し、いよいよ憧れのフィヨルドクルーズの始まりです。
港に停泊していたのは、想像していた 「昔ながらのフェリー」とはまったく違う、近未来的な船 !

環境に優しい電気駆動の最新フェリー
私たちが乗船したのは、「The Fjords」社の電気駆動の最新フェリー 。
ハイブリッド型の電気推進システムを採用していて、 静かで環境に優しい のが特徴です。エンジン音や排気ガスがほとんどなく、フィヨルドの大自然を汚さずにクルーズを楽しめる、まさに 北欧らしい環境意識 の高さを感じる船でした。
「フィヨルドクルーズ=昔ながらの観光船」というイメージを持っていた私には、ちょっとした驚きでした。
いざ出航!2時間のソグネフィヨルドクルーズ
定刻通り、船がゆっくりと港を離れます。
少しずつ遠ざかっていくフロムの街並みを振り返りながら、 「いよいよフィヨルドの中に入っていくんだ」 という高揚感でいっぱいに。

ソグネフィヨルドってどんなところ?
ソグネフィヨルドは、 ノルウェー最大、世界でも最大級のフィヨルド 。
- 全長:約 204km
- 最深部:1,308m
- 「フィヨルドの王様」とも呼ばれる存在
そして今回のクルーズで通る ナーロイフィヨルド(ソグネフィヨルドの支流) は、その美しさから ユネスコの世界自然遺産 にも登録されている特別な場所なんです。
「世界遺産のフィヨルドを2時間かけて巡る」── 想像するだけでワクワクしませんか?
鏡のような水面と断崖絶壁の絶景
船が進むにつれて、両側にそびえ立つ 断崖絶壁 がぐんぐん近づいてきます。

この日は本当に幸運でした。
ほぼ無風 だったため、フィヨルドの水面は鏡のように静か。両岸の山々が水面にくっきりと映り込み、まるで 空と山と水が溶け合うような幻想的な世界 が広がっていました。
切り立った岩肌、深い緑、そして水面に映る逆さの山──。
写真で何度見たフィヨルドの景色も、目の前に広がる本物の迫力には到底かないません。
北欧らしい「カラフルな家」を見つけた瞬間
クルーズの楽しみは、絶景だけではありませんでした。
ふと岸辺に目をやると、断崖絶壁のすき間にぽつんと、 赤や黄色のカラフルな北欧の家 が建っているのが見えるんです。
「あ、人が住んでる!」
「これぞ北欧の景色!」
その瞬間、私のテンションは一気に上がりました。
旅行雑誌や絵本で見ていた 「あのカラフルな家のある景色」 が、本物として目の前に広がっている。「来たんだ!」という実感が、一気にこみ上げてきた瞬間でした。
デッキは寒い!でも美しすぎて出たり入ったり
絶景を間近で楽しむなら、もちろん船のデッキへ!
…なのですが、ここで誤算が。
断崖絶壁で日陰になり、凍えるほど寒い
ソグネフィヨルドは両側を高い山に囲まれているため、 太陽の光がほとんど届かず、デッキは凍えるほど寒かった のです。
10月の北欧、しかもフィヨルドの中。風がなくても気温は一桁台。デッキに立っているだけで、すぐに体が冷え切ってしまいます。
そこで私が編み出した楽しみ方が、 「デッキと船内を行ったり来たり」 !
- 「あ、絶景ポイントが来た!」とデッキへ駆け出す
- 写真を数枚撮って体が冷えたら、すぐに船内へ戻る
- 温まったらまたデッキへ出る
これを繰り返しながら、しっかり防寒対策をして絶景を楽しみました。
第1話でお伝えした防寒対策が大活躍
このフィヨルドクルーズで改めて実感したのが、 第1話でお伝えした防寒対策の重要性 。
- ダウンジャケット
- マフラー、手袋、ニット帽
- 厚手のインナー
「真冬の装備で大丈夫?」と心配した方も、 10月の北欧フィヨルドクルーズなら、これくらい必要 だと自信を持って言えます。
船内での過ごし方 ―物価の高さに驚き―
寒さからの避難場所として大活躍した船内。実はここでも 北欧の洗礼 を受けました。
売店の物価がびっくりするほど高い!
船内には軽食やドリンクが買える売店があったのですが…。
お値段、びっくりするほど高い!
ペットボトルの飲み物やちょっとしたスナックでも、日本の感覚の 数倍 はする値段。
「クルーズ中の限定価格」なのか「もともとの北欧価格」なのか分かりませんが、とにかく簡単には買えない金額でした。
そこで活躍したのが…そう、 第1話でもお話しした「日本から持参したペットボトル」 !
「念のため何本か持ってきてよかった」と、しみじみ感じた瞬間でした。
これから北欧旅行へ行かれる方、ペットボトル持参のすすめ、ぜひ覚えておいてくださいね。
友達とのおしゃべりで2時間があっという間に
寒さしのぎで船内に戻った時、私はたいてい 友人や同じツアーの方々とのおしゃべり で過ごしていました。
「あの景色、本当にきれいだったね」 「あの赤い家、可愛かった!」 「写真撮れた?ちょっと見せて」
同じ感動を共有できる仲間がいるのも、ツアー旅行ならではの楽しみ。
おしゃべりしながら大きな窓越しに景色を眺めて、また絶景ポイントが来たらデッキへ駆け出して──。
そうしているうちに、 2時間のクルーズはあっという間 に過ぎていきました。
グドヴァンゲンに到着 ―下船―
クルーズは グドヴァンゲン という小さな村に到着して終了します。
「もう終わっちゃうの?」と少し名残惜しい気持ちになりましたが、午後にはもう一つの絶景体験 フロム山岳鉄道 が待っています。
下船後のレストランで昼食
下船してすぐの場所にあるレストランで、 昼食タイム !
ツアーには 3品コース の食事が含まれていました。
前菜:温かいスープ

寒いクルーズの後にぴったりの、 温かいスープ 。クリーミーで優しい味わいが、冷えた体に染み渡ります。
メイン:北欧らしい白身魚料理

メインは、 じっくり調理された白身魚 。北欧らしいシンプルな味付けで、付け合わせのじゃがいもや色とりどりの野菜と一緒にいただきました。
魚の優しい味わいが、ノルウェーの自然の豊かさを感じさせてくれる一皿でした。
デザート:濃厚なチョコレートムース

最後はずっしりと濃厚な チョコレートムース 。
しっかりとカカオの風味が利いていて、寒い旅の疲れを甘さで癒やしてくれました。
バスでフロムへ移動 → フロム山岳鉄道に乗車
昼食後、バスで フロムへ約20分(18km) の移動。
そして、いよいよ私が楽しみにしていた フロム山岳鉄道 との出会いの時です!

フロム山岳鉄道ってどんな鉄道?
フロム山岳鉄道(Flåmsbana)は、 「世界一美しい鉄道路線の一つ」 とも称される、ノルウェーの観光鉄道です。
- 全長:約 20km
- 標高差: 864m
- 平均勾配: 5.5%(世界でも有数の急勾配)
- 所要時間:約1時間
- 区間:フロム → ミュールダール
20kmという短い区間で、なんと標高差864mを登っていく 驚異の山岳鉄道 。鉄道ファンの間では世界的に有名な路線なんです。
ツアーで予約された席は 2等車 でしたが、車内は木の温かみを感じる落ち着いた雰囲気で、観光客でほどよく賑わっていました。
フロム山岳鉄道の絶景 ―ショースの滝での感動―
汽笛の音とともに列車がゆっくりと走り出すと、すぐに窓の外には絶景が広がります。
船とは違う「山の景色」と「人の生活」
ソグネフィヨルドクルーズでは 海(フィヨルド)から見上げる絶景 を楽しみましたが、フロム山岳鉄道は 山あいを縫うように走る景色 。
岩肌の山、深い谷、流れ落ちる小さな滝……ダイナミックな自然はもちろん、ところどころに点在する 赤い屋根の家々 や、 放牧地 などが見えて、現地の人々の暮らしを垣間見ることもできました。
「こんな険しい場所で、人々が静かに暮らしているんだ」── 自然の壮大さと、そこに調和して生きる人々の姿に、心を打たれます。
圧巻の絶景・ショースの滝
そして、フロム山岳鉄道の最大のハイライトと言えば ── ショースの滝(Kjosfossen) !
列車は途中、この滝のすぐ近くで 約5分間の停車 をしてくれます。
「皆さん、降りてくださいね。写真撮影タイムです!」というアナウンスとともに、乗客たちはみんな列車を降りて、滝のすぐ近くまで行ける展望スペースへ。

目の前で水しぶきをあげて流れ落ちる、迫力満点の滝!
その水量と轟音、立ち上る水煙に圧倒されました。あまりに近いので、 マイナスイオンを通り越して水滴が顔にかかる ほど。
ノルウェーの大自然のスケール感を、五感で実感できる最高のスポットでした。
あっという間の1時間
ショースの滝での感動の後も、車窓には絶景が次々と広がります。
友人と「すごいね!」「見て見て!」と話しながら、写真を撮って、また景色を眺めて……。
気がつけば、 1時間の乗車もあっという間 に終了。終点の ミュールダール駅 に到着しました。
ミュールダール → ヴォス → ベルゲン到着
ミュールダール駅では、 ベルゲン鉄道 に乗り換えます。

雪をかぶった山と紅葉のコントラスト
ベルゲン鉄道の車窓からは、 雪をかぶった山々 と 黄金色の紅葉 が同時に楽しめる、見事なコントラストが広がっていました。
「もう冬と秋が同時にあるんだ」と、ノルウェーの厳しい自然と季節の移ろいを感じる景色でした。
正直、寝てしまいました…
…と、絶景を楽しんでいたのは束の間。
実は私、 クルーズと山岳鉄道の感動と疲れで、いつの間にか眠ってしまいました(笑)
ヴォスからはバスに乗り換えて、 約100km、1時間30分 の移動だったのですが、目が覚めた時にはもう ベルゲンに到着していた という……。
長い1日でしたが、それだけ充実していた証でもあります。これから北欧ツアーに行かれる方、 「絶景体験の後はぐっすり寝てしまう」 のは、ある意味で旅の醍醐味かもしれません(笑)
ベルゲン到着!スカンディック ホテル ベルゲン シティ
ベルゲンで宿泊したのは、スカンディック ホテル ベルゲン シティ(SCANDIC HOTEL BERGEN CITY) 。
立地が抜群!
このホテル、 ベルゲン市内中心地に位置していて立地が最高 !
ホテルから歩いてすぐの距離に、ベルゲンの代表的な観光地がたくさんあります。
ホテル到着後、夕食はホテル内のレストランで ビュッフェ形式 。

ローストビーフ、生ハム、サラダ、各種チキン料理、シーフード、そしてデザートまで、本当に種類が豊富でした。長旅の後のお腹を満たしてくれる、嬉しい夕食タイムでした。

濃厚なチョコレートケーキやクリームたっぷりのスイーツに、いちごの彩りも美しく、北欧らしい上質なデザートでした。
夕食後はブリッゲンへ夜のお散歩
夕食後、まだ少し元気が残っていた私たちは、ホテルから歩いて ベルゲンの世界遺産・ブリッゲン地区 まで夜のお散歩へ繰り出しました。

ライトアップされた 三角屋根のカラフルな木造建築群 が、夜の闇の中にぼんやりと浮かび上がる幻想的な光景。
昼間のブリッゲンとはまた違う、 静かで神秘的な雰囲気 に包まれました。
「明日は明るい時間にもう一度ここを歩こうね」と友人と話しながら、ホテルに戻りました。
おわりに ―絶景づくしの1日を振り返って―
今回は、北欧旅行のハイライト中のハイライト ── ソグネフィヨルドクルーズとフロム山岳鉄道の2大絶景体験をお届けしました。
今日のハイライト
- ソグネフィヨルドクルーズ(2時間)
- 鏡のような水面に映る山々
- 切り立った断崖絶壁
- 岸辺のカラフルな家との出会い
- 下船後の3品コース昼食
- フロム山岳鉄道(1時間)
- 標高差864mの絶景路線
- ショースの滝での圧巻の停車
- ベルゲン到着&ブリッゲン夜散歩
「フィヨルドって、実際にどうなんだろう?」「フロム鉄道は本当に絶景?」という疑問は、すべて 「想像以上!行く価値あり!」 という答えに変わりました。
これから北欧ツアーを計画されている方、ぜひ ソグネフィヨルドクルーズとフロム山岳鉄道がセットになったプラン を選んでみてください。きっと一生忘れられない思い出になりますよ。
次回予告:世界遺産ブリッゲンと北欧第二の都市ストックホルムへ!
次回 第5話 では、
- 世界遺産 ブリッゲン地区 の昼間の街歩き
- ベルゲンの 魚市場 で出会うノルウェーグルメ
- 国内線でスウェーデンの首都 ストックホルム へ移動
- 北欧第二の都市での新たな旅の始まり
をお届けする予定です。
ベルゲンの世界遺産の街並みは、 本当に絵になる美しさ !ぜひお楽しみに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このシリーズが、北欧に憧れる方の背中を押すきっかけになれば嬉しいです。


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