こんにちは、藍です。
前回の記事では、ソグネフィヨルドクルーズとフロム山岳鉄道で、北欧の大自然を存分に満喫した1日をお届けしました。
今回はノルウェー旅行の最終地 ベルゲン での街歩き編。
そして、ノルウェーを後にして スウェーデンの首都ストックホルム へと舞台を移す、 2カ国にまたがる移動の1日 をお届けします。
第5話のキーワードはこちら。
- 雨のしっとりとした 世界遺産ブリッゲン
- ノルウェーを代表する作曲家 グリーグの家(トロルハウゲン)
- ベルゲンの 魚市場で味わうロブスタースープ
- 旅好きさん必見の ご当地スターバックス 体験
- 夜のストックホルム到着、 シリヤラインを眺めるホテル
それでは、ノルウェー最終日の朝からご紹介していきますね。
朝のブリッゲンへ ―雨の世界遺産散策―
朝、ホテルから歩いてすぐの ブリッゲン地区 へ向かいました。
前回の記事の最後でお伝えした通り、 前夜にライトアップされた幻想的なブリッゲン を楽しんだ私たち。
「明日は明るい時間にもう一度ここを歩こうね」と約束していた通りの再訪です。

ライトアップとはまた違う、しっとりとした朝の表情です
雨だからこそ味わえる、しっとりとした朝
この朝のベルゲンは 小雨模様 。
「せっかくの観光日なのに…」と最初は少し残念な気持ちもありましたが、実はこれが思わぬ良い体験になりました。
朝早いうえに雨ということで、 観光客がほとんどいない !
写真を撮るのも、街並みをじっくり眺めるのも、人混みを気にせずゆったり楽しめるのです。
晴れて人で賑わうブリッゲンも素敵ですが、 雨の静かなブリッゲン には、また違った魅力がありました。石畳に雨が反射してキラキラと光り、木造建築の色がより深く見える、しっとりとした空気感。
「これはこれで、いい思い出になるかも」と感じた瞬間でした。
前夜には見えなかった景色
明るい時間に歩くと、夜には気づかなかった発見もたくさん。
ブリッゲンの背後に広がる 緑の丘や山々 、そしてベルゲンの港が一望できる景色は、夜の散歩では見ることができなかった魅力でした。

そして何より、ブリッゲンの 裏路地の風情 !
表通りから一歩奥へ入ると、 何百年も時間が止まったかのような木造建築群 が立ち並んでいて、まるで中世にタイムスリップしたような気分になります。
赤、黄色、白、茶色…色とりどりの三角屋根が連なる景色は、写真でいくら撮っても撮り足りないほどでした。
世界遺産ブリッゲンとは?
ここで、ブリッゲンについて簡単にご紹介します。
ハンザ同盟の交易所だった歴史ある街並み
ブリッゲン(Bryggen) とは、ノルウェー語で 「波止場」 という意味。
中世(14〜16世紀頃)、ベルゲンは ハンザ同盟 という北ヨーロッパの商業都市連合の重要な交易拠点でした。当時、ドイツ商人たちが暮らし、交易を行っていた 木造倉庫群 が、現在のブリッゲンの原型となっています。
1979年、ユネスコ世界遺産に登録
その歴史的価値から、ブリッゲンは 1979年にユネスコの世界文化遺産 に登録されました。
現在も約 62棟 の木造建築が残っており、内部はカフェやレストラン、ショップ、博物館などとして活用されています。
何度も火災に遭いながら、その都度同じ姿で復元
実は、木造建築のブリッゲンは、過去に何度も大火災に見舞われてきました。
それでも、ベルゲンの人々は その都度、同じ姿で復元 し続けてきたのです。「街の歴史と景観を守りたい」という地元の方々の熱意が、今のブリッゲンを支えていると思うと、感慨深いものがあります。
ベルゲン魚市場で出会う北欧の海の幸
ブリッゲンの散策を終えて、続いて訪れたのは ベルゲン魚市場(Fisketorget/フィスケトルゲ) 。
ブリッゲンから歩いてすぐ、港のすぐそばにある屋内型の市場です。

圧倒される海の幸の品揃え
ショーケースに並んでいたのは ──
- 真っ赤な キングクラブ (とにかく大きい!)
- 立派な ロブスター
- 巨大な タラやヒラメ
- 新鮮な エビ、貝類、生牡蠣 などなど
「これぞ北欧の海の宝庫!」と圧倒されました。
ノルウェーは世界有数の漁業大国。新鮮な魚介類が、目の前にずらりと並ぶ光景は、見ているだけでもワクワクします。
「お昼はここで食べよう!」
実は、この日のツアーは 昼食が含まれていません でした。
そこで友人と「お昼はここで食べよう!」と意気投合。市場のまわりにはレストランも併設されているので、 海の幸を活かしたお料理を後で食べに来る計画 を立てました。
ガイド付きの市場見学はサッと10分ほどでしたが、後の自由時間が一気に楽しみになりました。
作曲家グリーグの家(トロルハウゲン)を訪ねて
魚市場の見学のあと、バスで少し郊外へ移動して向かったのは ──
ノルウェーが誇る作曲家エドヴァルド・グリーグの家「トロルハウゲン(Troldhaugen)」 !

黄色い壁と緑のバルコニーが印象的なヴィクトリア風建築
グリーグってどんな人?
エドヴァルド・グリーグ(Edvard Grieg, 1843-1907)は、ノルウェーを代表する 国民的作曲家 。
代表作は ──
- 「ペール・ギュント 第1組曲」より 「朝」
- 「ペール・ギュント 第1組曲」より 「山の魔王の宮殿にて」
- 「ピアノ協奏曲 イ短調」
「あの曲、聴いたことある!」というメロディーがいくつもある、 クラシックファンでなくても親しみのある作曲家 です。
緑とシダに囲まれた静かな邸宅
トロルハウゲンは、ベルゲン郊外の 湖のほとり に建つグリーグの邸宅。

雨に濡れた 苔とシダの緑 に囲まれて、グリーグのブロンズ像が静かに佇んでいました。物思いにふけるその姿が、まるで作曲中の彼を切り取ったかのよう。
黄色い壁の可愛らしいヴィクトリア風の家
グリーグの家は、 黄色い壁と緑のバルコニー が印象的なヴィクトリア風の建物。
館内では、グリーグが実際に使っていた ピアノ や 家具 、自筆の楽譜などが展示されていて、彼の創作活動の足跡を間近に感じることができました。
第3話で訪れた「アナと雪の女王の氷の城のモデル」ボルグンド教会と並んで、 ノルウェーが世界に誇る文化遺産 に出会える、貴重な経験となりました。
自由時間 ―魚市場でロブスタースープ―
市内観光が終わると、 約2時間の自由時間 !
私と友人は、計画通り再び ベルゲン魚市場のレストラン へ向かいました。

注文したのは「ロブスタースープ」
メニューを見て即決したのは、 ロブスタースープ !
ノルウェー旅行に来てから、ずっと食べてみたかった一品です。
運ばれてきたスープは、 オレンジ色の濃厚な見た目 。一口飲むと、ロブスターの旨みがぎゅっと凝縮された ぜいたくな味わい が口いっぱいに広がります。
添えられた 温かいバゲットパン をスープにつけて食べると、これがまた絶品!パンとスープのシンプルな組み合わせなのに、北欧の海の恵みを存分に感じられる、忘れられない一食となりました。
北欧の物価でも、市場のレストランなら手が届く
第1話と第4話でもお伝えしてきましたが、 北欧の物価は本当に高い 。
レストランで食事をすると、日本の感覚の数倍することも珍しくありません。
ですが、 市場のレストランは比較的リーズナブル な価格設定で、私たちのようなツアー旅行客でも気軽に北欧の海の幸を楽しむことができました。
「北欧でちょっと贅沢な食事をしたいけれど、予算は抑えたい」という方には、ぜひ 市場併設のレストラン をおすすめします!
お土産はコペンハーゲンで買う計画
自由時間の残りでは、ベルゲンの街をもう一度ぶらぶら散策。
実は、 お土産はすべて最終地のコペンハーゲンで買う計画 でした。
理由は単純で、 早く買うほど旅の間ずっと荷物として持ち歩かなければならない から。
これから北欧4カ国を巡る方、特にスーツケースの容量が気になる方は、 「お土産は最後の都市でまとめ買い」 が、私のおすすめの方法です。
ベルゲンの街並みを満喫

自由時間の残りは、対岸から ベルゲンの街並み全景 を眺めて過ごしました。
カラフルな三角屋根のブリッゲン、その背後にそびえる緑の山、湾に浮かぶ船々 ── 雨に濡れた灰色の空の下でも、ベルゲンは 港町としての風情 をたっぷりと感じさせてくれます。
「いつかまた、晴れの日のベルゲンも見てみたいな」と、心の中で次回への楽しみが芽生えた瞬間でした。
ベルゲン空港 ―スターバックスで限定ドリンク―
集合時間にホテルへ戻り、スーツケースを受け取って フレースランド空港(ベルゲン) へ。
午後のフライトまでの待ち時間に、 スターバックス を発見!

旅好きさんあるある「ご当地スタバ」
旅行が好きな方なら共感していただけるかもしれませんが、私は海外に行くと、ついつい 現地のスターバックス に立ち寄ってしまいます。
世界中で展開しているスターバックスですが、実は 国や地域限定のドリンクやフード があったり、店舗のデザインや雰囲気が現地らしさを反映していたりして、各国それぞれの楽しみがあるのです。
ベルゲン空港のスタバでも、 ノルウェー限定のドリンク を発見!迷わず注文しました。
クリームたっぷりのキャラメルが乗った温かい一杯は、雨で冷えた体に染み渡る優しい甘さでした。
ツアー旅行でもホッと一息できる時間
集合時間が決まっているツアー旅行でも、空港の待ち時間など ちょっとしたカフェタイム を見つけることができます。
海外旅行初心者の友人とも、こうしたカフェでホッと一息つきながら、 「今日の絶景、すごかったね」 と旅の感想を共有する時間は、本当に幸せでした。
ベルゲン → オスロ → ストックホルム ―2回の飛行機移動―
ベルゲン空港から、いよいよ次の国 スウェーデン へ向けて出発です!
移動スケジュール
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 16:45 | ベルゲン(フレースランド空港)発(SAS) |
| 17:35 | オスロ着・乗り継ぎ |
| 19:10 | オスロ発(SAS) |
| 20:35 | ストックホルム着 |
国内線(ベルゲン→オスロ)+国際線(オスロ→ストックホルム)の 乗り継ぎ移動 。
個人手配だと少し緊張する乗り継ぎフライトですが、 添乗員さんが一緒 だったので安心してお任せできました。これもツアー旅行の大きなメリットですよね。
そして、いよいよ 北欧3カ国目のスウェーデン に入国!ノルウェーから一気に旅の舞台が変わります。
夜のストックホルム到着&スカンディック ホテル アリアドネ
夜遅く、ストックホルムに到着。
今夜の宿は スカンディック ホテル アリアドネ(SCANDIC HOTEL ARIADNE) です。

フェリーターミナルすぐ近くのホテル
スカンディック ホテル アリアドネの最大の特徴は、 フェリーターミナルのすぐ近く に位置すること。
部屋はシンプルで清潔感があり、長旅の疲れを癒やすには十分な居心地の良さでした。
そして、なんといっても素敵だったのが ──

窓からタリンクシリヤラインの夜景が!
部屋の窓から、 ライトアップされた大型客船「タリンクシリヤライン(Tallink Silja Line)」 が見えるのです!
タリンクシリヤラインは、 ストックホルム ← → ヘルシンキ などを結ぶ、北欧で人気のクルーズフェリー。
実は私たち、 明日の夜はこの船に乗ってヘルシンキへ向かう 予定なんです!
楽しみにしていた 初めてのクルーズ が、すぐ目の前に。「あの船に明日乗るんだ!」と思うと、テンションが一気に上がります。
夜の港に浮かぶ大型客船の煌めきは、本当に幻想的でした。明日のクルーズへの期待で、胸がいっぱいになりました。
夜遅い夕食もビュッフェ形式で安心
スカンディックホテルといえば、ベルゲンに引き続き 2泊目のスカンディック 。
夕食はもちろんビュッフェ形式で、夜遅くてもしっかり北欧グルメを堪能できました。長旅の後にお腹が空いていた私たちには、本当にありがたいシステムでした。
おわりに ―ノルウェー編を振り返って―
今回の第5話で、4日間にわたる ノルウェー編はひとまず締めくくり となりました。
ノルウェー編で訪れた場所
- オスロ(首都の文化と歴史)
- バイキング船博物館、国立美術館でムンクの「叫び」、ノーベル平和賞授賞式会場
- ラルダール(アナ雪の世界)
- ボルグンド・スターヴ教会、レールダールトンネル
- フィヨルドの大自然
- ソグネフィヨルドクルーズ、フロム山岳鉄道、ショースの滝
- ベルゲン(世界遺産と港町の魅力)
- ブリッゲン地区、魚市場、グリーグの家
たった4日間で、 ノルウェーの多面的な魅力 を本当にたっぷり楽しむことができました。
「自然」「歴史」「文化」「美食」 ── どれをとっても素晴らしい思い出ばかり。
これから北欧旅行を計画される方、ぜひ ノルウェーは時間をかけて巡る価値がある国 だと自信を持っておすすめします。
次回予告:スウェーデンの首都ストックホルムを満喫!
次回 第6話 では、いよいよ スウェーデンの首都ストックホルム の市内観光をたっぷりお届けします。
- 中世の面影を残す旧市街 ガムラスタン
- ノーベル賞晩餐会会場 ストックホルム市庁舎
- 17世紀の沈没船を展示する ヴァーサ博物館
- そして…夜はいよいよ タリンクシリヤラインに乗船してフィンランドの首都ヘルシンキへ! 楽しみにしていた初めてのバルト海クルーズです!
「ストックホルムって実際どんなところ?」という方も、ぜひ次回もお楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このシリーズが、北欧に憧れる方の背中を押すきっかけになれば嬉しいです。


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