【北欧4カ国ハイライト8日間③】アナ雪の氷の城のモデル!ボルグンド・スターヴ教会と紅葉のラルダールへ

ツアー旅行体験談

こんにちは、藍です。

前回の記事では、ノルウェーの首都オスロでムンクの「叫び」やノーベル平和賞授賞式会場を巡った1日をお届けしました。

今回はいよいよ、シリーズの大きな見どころの一つ ── ディズニー映画「アナと雪の女王」の氷の城のモデルになったといわれる場所 を訪れます。

そう、 ボルグンド・スターヴ教会 です!

第1話でお話しした「アナ雪に憧れて北欧旅行を決めた」というきっかけが、ついにつながる瞬間。

さらに今回は、

  • 紅葉に染まる ノルウェーの大自然
  • 世界最長の道路トンネル レールダールトンネル で見た幻想的な青い光
  • 山あいの静かな村ラルダールでの一夜

という、移動だけでも見どころ満載の1日をお届けします。

これから北欧ツアーを計画している方、アナ雪の聖地巡礼に興味がある方は、ぜひ最後までお付き合いくださいね。


オスロを出発、いざラルダールへ

オスロ市内観光を終えた私たちは、次の目的地である ラルダール へと向かいました。

距離はなんと 約300km、所要時間は約6時間 !

「6時間もバスに乗るの?」と思われるかもしれませんが、私の長距離移動の楽しみ方は決まっています。

私の長距離移動の過ごし方

私は長距離バス移動のとき、 イヤホンで好きな音楽を聴きながら車窓の景色をぼんやり眺める のが大好きです。

普段の生活では味わえない、ただただ流れる景色に身を任せる時間。

旅先で聴く音楽はいつもより心に響くし、知らない国の風景と組み合わさることで、その曲が 「あの旅の思い出の曲」 として記憶に刻まれていく。これも旅の醍醐味の一つだと思っています。

「長時間の移動が苦手」という方は、ぜひお気に入りのプレイリストを準備しておくのがおすすめです。


車窓に広がる紅葉の北欧 ―10月ならではの絶景―

オスロの市街地を抜けると、景色は一気に 大自然 へと様変わりします。

見渡す限りの 黄金色とオレンジに染まった森 。深い青色の湖。なだらかな丘陵地帯。

第1話でもお伝えしましたが、私が10月の北欧旅行を選んだ最大の理由は 「紅葉」 でした。

その判断は、本当に大正解!

日本の紅葉は「もみじ」や「銀杏」のように繊細で和を感じる美しさですが、北欧の紅葉は スケール感が圧倒的 。地平線まで続く秋色のグラデーションは、まさに大自然のキャンバスのよう。

カメラを構えても、その雄大さの全部は写しきれません。それくらい広がりのある景色でした。

10月の北欧、本当におすすめです。


いよいよあの場所へ ―バスが止まった先には―

道中、突然バスが速度を落とし、駐車場に停まりました。

添乗員さんが「皆さん、降りてくださいね。これから30分ほど、ノルウェーの伝統建築を見学します」と案内されます。

バスを降りて、視線の先に現れたのは……

アナと雪の女王の氷の城のモデルになったといわれるボルグンド・スターヴ教会

真っ黒な、独特なフォルムの木造建築

幾重にも重なった黒い屋根、空に向かって伸びる尖塔、そして屋根の縁から飛び出す 龍の頭の装飾

「これが…ボルグンド・スターヴ教会か……!」

第1話で「アナと雪の女王に憧れて北欧旅行を決めた」とお話ししましたが、まさにそのアナ雪の 氷の城のモデルになったとされる教会 が、目の前に建っているのです。

思っていたより、ずっと小さい

最初の率直な感想は、 「思っていたより小さい!」 でした。

写真で見ていた時は、もっと大きな建物だと思い込んでいたのです。でも実際に目の前にすると、こぢんまりとしていて、どこか可愛らしさすら感じるサイズ感。

それでも、独特なシルエットと黒一色の重厚感は、写真で見るのとはまったく違う 存在感と迫力 を放っていました。

山間で晴れていても、肌寒い

この日は晴天でしたが、教会が建つのは 山に囲まれた谷間 。日が遮られて、教会の周辺は少し暗く、 しっかり肌寒かった です。

10月の北欧では「晴れているから大丈夫」と油断してはいけません。日陰や山間部に入ると一気に体感温度が下がるので、 羽織り物は必ず手に持って行動する のがおすすめです。

さらっと外観だけの見学

ツアーでの立ち寄りは 約20分 。教会の 内部には入らず、外観の見学のみ でした。

「もっとじっくり見たかった」という気持ちもありましたが、さらっとでも実際に目の前に立てたことが、私にとっては大きな感動でした。


ボルグンド・スターヴ教会とは?

ここで、ボルグンド・スターヴ教会について簡単にご紹介します。

中世ノルウェーが誇る木造建築

スターヴ教会(Stavkirke) とは、中世ノルウェーで建てられた 独特の木造教会建築 のこと。 柱(スターヴ=stave) を使った構造に特徴があります。

最盛期にはノルウェー国内に約1,000棟あったと言われていますが、現存しているのは わずか28棟ほど 。その中でも ボルグンド・スターヴ教会 は、 最も保存状態の良いスターヴ教会の一つ とされています。

建てられたのは、なんと800年以上前

このボルグンド教会が建てられたのは 12世紀末(1180年頃)

つまり、 約840年以上前 の建築物が、今も当時の姿のまま残っているのです!

日本でいえば 平安時代の終わり頃から鎌倉時代の初め に建てられたことになります。それを思うと、目の前の建築の歴史的価値の重さに改めて圧倒されます。

屋根に並ぶ「龍の頭」はヴァイキングの名残

教会の屋根の縁に飾られた、特徴的な 龍の頭の装飾

これは、キリスト教が伝来する以前のノルウェーで信仰されていた ヴァイキング文化(北欧神話)の名残 です。

キリスト教の教会でありながら、 古代の信仰の象徴である龍 を屋根に飾る ── このミックス感こそが、スターヴ教会の独特な魅力なんですね。

アナ雪の世界観のモデルに

そして何より、私たちの心をときめかせるのが、 ディズニー映画「アナと雪の女王」 との関係。

劇中に登場する王国「アレンデール」の建築や、エルサが作り上げた 氷の城のデザインモチーフ として、スターヴ教会の独特なフォルムが参考にされたといわれています。

実際に目の前に立つと、確かに 「あのシーンの雰囲気そのもの!」 という感覚に。アナ雪ファンの方にとっては、一度は訪れてみたい聖地ですね。


ボルグンド・スターヴ教会の姿

写真で見るより実物の方がずっと迫力がありますが、私が撮影した姿をご覧ください。

龍の頭の装飾が屋根の縁を飾る、ヴァイキング文化の名残

幾重にも重なった黒い屋根、空に伸びる尖塔。

苔むした墓地と石壁が、800年の歴史を物語ります

教会の周りには、 古い石壁苔むした墓地 が広がっていて、まるで時が止まったかのような静謐な空気が漂っていました。


ラルダールに到着 ―山あいの静かな宿で―

ボルグンド・スターヴ教会を後にして、さらにバスを走らせること1時間ほど。

夕方、ようやく目的地の ラルダール に到着しました。

山に囲まれた小さな村

ラルダールは、 そそり立つ山々に囲まれた小さな村

ホテルのまわりにはほとんど建物がなく、聞こえるのは風の音と、時折鳴く鳥の声だけ。 「これぞ北欧の田舎町」 という雰囲気でした。

リンドストロームホテルにチェックイン

今夜の宿、リンドストロームホテル。シンプルで清潔感のあるお部屋

今夜の宿は リンドストロームホテル(LINDSTROM HOTEL)

シンプルで清潔感のあるお部屋。豪華な装飾はないものの、長旅の疲れを癒やすには十分な居心地の良さでした。

夕食はビュッフェ形式

夕食はホテルのレストランで、 ビュッフェ形式

ホテルのビュッフェ夕食。地元食材を使った素朴で美味しい料理

地元の食材を使った素朴な料理が並び、長距離移動でお腹を空かせていた私たちは、ついつい食べすぎてしまうほど美味しかったです。

寒くて眠れない!?セントラルヒーティングの落とし穴

そして、ここで一つ これから北欧へ行く方への注意ポイント をお伝えします。

ヨーロッパのホテル(特に古い建物)は、 セントラルヒーティング(集中暖房) を採用しているところが多く、 客室ごとの温度調節ができない 場合があります。

リンドストロームホテルもまさにそのタイプで、 部屋は思っていたよりも寒かった !

私と友人は、 服を着込んで、毛布を重ねて寝る という対策で乗り切りました。

これから北欧のホテルに泊まる予定の方は、 長袖長ズボンの寝間着 を必ず持参することをおすすめします。「夏でも肌寒い夜がある」のが北欧です。油断は禁物!


翌朝、フロムへ向けて出発

翌朝、ホテルでビュッフェ形式の朝食をしっかり食べて、いよいよ次の目的地 フロム へ向けて出発します。

北欧らしい朝食メニュー

朝食もビュッフェ形式で、 北欧らしいパン、ハム、チーズ、サーモン、ヨーグルト、フルーツ などが並びました。

シンプルながらどれも美味しく、特にチーズの種類が豊富だったのが印象的。エネルギーをチャージして、新しい一日のスタートです。

ラルダールからフロムへ

ラルダールからフロムまでは 約45km、所要時間は約40分

オスロからの移動と比べたら、あっという間の距離です。

…と思いきや、この道中で 驚きの体験 が待っていました。


世界最長の道路トンネル「レールダールトンネル」

バスがしばらく走ると、突然目の前に 長い長いトンネル が現れました。

これが、世界最長の道路トンネル 「レールダールトンネル(Lærdalstunnelen)」 !

全長 なんと24.5km 。世界記録保持の道路トンネルなんです。

運転手の眠気防止に配慮された設計

普通、24.5kmものトンネルを走るのは運転する人にとっては とてもつらい はず。

そこでこのトンネルには、 運転手が眠くならないための工夫 が施されています。

それが、約6kmごとに設置された 大きな休憩スペースとライトアップ !

バスを降りて青い光の中へ

ツアーバスがトンネル内の休憩スペースで停車し、 「みなさん、バスを降りて写真を撮ってもいいですよ」 と添乗員さんから案内が。

降りてみると、そこはまるで別世界。

全長24.5km、世界最長の道路トンネルの中の幻想的な空間

トンネル内なのに、洞窟のように開けた大空間が広がり、 青と黄色の幻想的なライト で全体が照らされていました。

特に印象的だったのは 青い光

「まるで…アナ雪の氷の世界みたい!」

教会の外観だけじゃなく、ここでも アナ雪の世界観を感じさせる景色 に出会えるとは思いませんでした。

ここでしっかり写真撮影タイム。不思議で美しい思い出になりました。


フロムに到着!フィヨルドクルーズが目前に

レールダールトンネルを抜けて、しばらく走ると、いよいよ フロム に到着!

寒いけれど、晴れて気持ちのいい朝

到着した時の気温はかなり低めでしたが、空は 抜けるような青空 !

寒さよりも、 「やっと来た!」 という嬉しさが勝りました。

そして、私が今回の北欧ツアーで 一番楽しみにしていたイベント が、目の前に迫っていました。

そう ── ソグネフィヨルドクルーズ !

次回はいよいよフィヨルドの世界へ

世界最大級のフィヨルド・ソグネフィヨルドを、船で 2時間かけて巡る

そして、世界中の鉄道ファンを魅了する フロム山岳鉄道 での絶景体験 ── 。

これらは、北欧旅行の中でも 特別な思い出 となる体験ばかりでした。


おわりに ―アナ雪の世界に触れた1日を振り返って―

今回は、シリーズの中でも特に思い出深い1日をお届けしました。

今回のハイライト

  • 紅葉に染まる ノルウェーの大自然 を車窓から堪能
  • アナ雪の氷の城のモデル ボルグンド・スターヴ教会 で念願の対面
  • 山あいの ラルダール での静かな夜
  • 世界最長の道路トンネル レールダールトンネル での幻想的な体験
  • フロム到着 ── 翌日のフィヨルドクルーズへの期待

第1話でお伝えした 「アナと雪の女王に憧れて」 という旅のきっかけ。それが本当の意味で形になった1日でした。

ボルグンド・スターヴ教会は、滞在時間も短く、外観だけの見学でしたが、 「ここに来られた」 ということ自体が、私にとっては何よりの感動でした。


次回予告:世界最大級のフィヨルドへ!

次回 第4話 では、いよいよ ソグネフィヨルドクルーズフロム山岳鉄道 をお届けします。

雄大な岩壁、流れ落ちる滝、深い緑の入り江 ── まさに北欧旅行のハイライトです。

「フィヨルドって実際どんな感じ?」「フロム鉄道は本当に絶景?」という疑問に、たっぷりとお答えできる内容になります。

お楽しみに!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

このシリーズが、北欧に憧れる方の背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

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