スペイン周遊8日間①バルセロナ|サグラダ・ファミリアとグエル公園を巡る(ルックJTB)

ツアー旅行体験談

「海外に行ってみたいけれど、初めての国をひとりで歩くのは不安」——そんな方にこそ知ってほしいのが、添乗員さんが最初から最後まで付いてくれる周遊ツアーです。今回は2017年1月、ルックJTBの「スペイン満喫 8日間」(イベリア航空利用・添乗員付き)で、バルセロナからマドリードまでスペインをぐるりと一周してきました。全都市Aグレードホテル泊、私はいつも通りひとりで参加して一人部屋を取っています。この第1話では、出発から2日目のバルセロナ観光、そしてバレンシア泊までをお届けします。

1日目:成田からの、長い長い一日

スタートは成田空港。11:20発のイベリア航空 IB6800便でマドリードへ向かい、そこで国内線に乗り継いで、バルセロナに着いたのは夜の20:55。日本を昼前に出て、現地に着く頃にはもう夜——時差も相まって、初日は「移動だけで一日が終わる」感覚でした。この日の食事は機内食のみで、ホテルに着いたら翌日に備えて休むだけ。それでも、搭乗ゲートから見えた真っ赤なラインのイベリア航空機に、いよいよ始まるんだなとわくわくしてきます。

成田発 イベリア航空 IB6800便でマドリード乗継、バルセロナへ

この日の宿は、バルセロナ郊外の HESPERIA SANT JUST(エスペリア サン ジュスト)。着後はホテルへご案内いただき、1日目はここまでです。

2日目:ガウディの街、バルセロナをたっぷり

2日目はいよいよ本格的な観光のスタート。バルセロナといえば建築家アントニ・ガウディ。この街ではガウディ作品を中心に、モンジュイックの丘 → サグラダ・ファミリア → グエル公園 → カサ・ミラ → カサ・バトリョの順にめぐりました。入場して中まで見学したのはサグラダ・ファミリアとグエル公園。ほかは車窓や外観からの見学です。

まずはモンジュイックの丘から街を一望

最初に立ち寄ったのは、街を見下ろす高台・モンジュイックの丘。ここは入場観光ではなく、景色を眺めての見学でした。眼下にはバルセロナの街並みがどこまでも広がり、その中にサグラダ・ファミリアの尖塔を見つけることができました。これから間近で見る聖堂を、まず遠くから眺める——そんな順番も、街の全体像がつかめて面白かったです。

モンジュイックの丘からの眺望。中央奥がサグラダ・ファミリア

バルセロナ観光のハイライト、サグラダ・ファミリア(入場)

続いては、バルセロナ観光のハイライトサグラダ・ファミリア聖堂へ。ガウディが手がけ、1882年の着工以来、100年以上ものあいだ建設が続く未完の世界遺産です。今回は中に入って見学することができました。

外から見上げると、天に向かって伸びる何本もの尖塔と、びっしりと彫刻で埋め尽くされた壁。そしてそのすぐそばには、今も稼働している大きな建設クレーンが何基も立っていました。「未完の聖堂」という言葉を、まさに目の前で実感する光景です。手前の池には、聖堂の姿が静かに映り込んでいました。

建設クレーンに囲まれたサグラダ・ファミリアの外観と池への映り込み
サグラダ・ファミリア外観(2017年1月)。当時はまだ建設用クレーンが林立

そして一歩中へ入ると、雰囲気ががらりと変わります。天井を支えるのは、まるで森の木々のように枝分かれした柱。高い天井から自然光が降りそそぎ、色とりどりのステンドグラスが壁を赤や青に染めていました。写真では伝えきれない、光に満ちた空間です。

サグラダ・ファミリア内部。枝分かれする柱とステンドグラスが特徴

なお、パンフレットにも注記がありましたが、宗教行事が行われている間は入場できないことがあります。訪れる時期によって見学できる範囲が変わることもあるので、これから行かれる方は事前に公式サイトのチェックをおすすめします。

【2026年の最新情報】ついに世界一高い教会に

私が訪れた2017年当時は、上の写真の通りクレーンに囲まれた「工事中」の姿でしたが、その後の建設は一気に進みました。2026年2月、中央にそびえる「イエス・キリストの塔」の構造体が完成。高さ172.5メートルとなり、これまで世界一高い教会だったドイツのウルム大聖堂を抜いて、世界一高いキリスト教建築になりました。2026年はガウディ没後100年という記念の年でもあり、大きな節目を迎えています。ただし聖堂全体が完成するのは2034〜2035年ごろの見込みで、これからも進化が続きます。入場は事前予約制で、一般入場はおおよそ26ユーロ前後(訪問時期により変動)。人気が非常に高いので、早めの予約がおすすめです。

このツアーを選んだ決め手、グエル公園(入場)

実は、今回このツアーを選んだいちばんの決め手が、このグエル公園が行程に入っていたことでした。ずっと行ってみたかった場所です。こちらも世界遺産で、ガウディのパトロン(後援者)だったグエル氏の依頼により、もともとは高級住宅地として計画されました。

公園のシンボルといえば、階段に鎮座するモザイクタイルのトカゲの噴水。青・緑・黄色のタイルがきらきらと輝いて、想像していたよりずっとカラフルでした。うねる曲線や色鮮やかな装飾に囲まれていると、まるでテーマパークに迷い込んだようで、歩いているだけでわくわく。念願かなって、とても楽しい時間でした。

グエル公園のトカゲの噴水。公園を象徴するモザイク作品

【2026年の最新情報】グエル公園の見どころである「モニュメンタルゾーン」は有料エリアで、2013年から事前予約制・入場制限が設けられています。以前は早朝など無料で入れる時間帯もありましたが、観光客の無料入場は2020年に廃止されました。料金は改定が続いており、2026年時点で大人18ユーロ(65歳以上や子どもは割引あり)。当日券は売り切れることも多いので、公式サイト(parkguell.barcelona)での事前予約が安心です。指定時間から30分を過ぎると入場できないので、時間には余裕をもって。

カサ・ミラとカサ・バトリョ(外観)

市内では、ガウディの代表作であるカサ・ミラカサ・バトリョも見学しました。こちらは中には入らず、外観からの見学です。カサ・ミラは波打つような外壁、カサ・バトリョはタイルで彩られた曲線的なデザインで、通りに面して建つ姿を見上げるだけでも見応えがありました。タイルと曲線が本当に素敵な建物です。

訪れたのは1月上旬。カサ・バトリョには白い球を敷きつめたような装飾、カサ・ミラには星形のオーナメントが飾られていて、クリスマスデコレーションの名残がまだ残っていました。冬ならではの、ちょっと得した気分になる光景です。

カサ・ミラ(外観のみ見学)。うねる石壁とバルコニーの鉄細工が見どころ
カサ・バトリョ(外観のみ見学)。訪問時は白い装飾で彩られていました

昼食:地元レストランでスペイン風タパス

お昼は「FARGA GRAN VIA」というレストランで、スペイン風の小皿料理タパスを数種類。お皿には、トマトを塗ったパン(パン・コン・トマテ)、数種類のチーズ(青カビタイプも!)、ミニトマトとモッツァレラの串(ピンチョス)、焼き野菜、オリーブや玉ねぎを添えたさっぱりした魚介のマリネなど、彩りゆたかに盛り合わせ。これ以外にも生ハム、コロッケ、串焼き、スペインオムレツ、そしてデザートまで、とにかく種類が豊富で盛りだくさんでした。いろいろな味を少しずつ楽しめるタパスは、旅の最初の食事にぴったり。「はじめてのスペイン料理」に、ちょっと緊張しつつ大満足の昼食でした。

昼食のタパス(FARGA GRAN VIA)。トマトパン、チーズ、魚介マリネなど

足元ゆったりバスで、いざバレンシアへ(約368km)

午後は、次の宿泊地バレンシアへ向けて約368kmの移動。ここで活躍したのが、このツアーの売りのひとつ「足元ゆったりバス」です。通常より座席の間隔が広く、長距離の移動でもゆったり過ごせるよう配慮されていて、車内では無料Wi-Fiも使えました。

正直にお話しすると、このツアーは見どころを一気にまわるスタイルなので、日によっては朝暗いうちに出発して、夜遅くにホテル着——というなかなかハードな行程でした。移動中はついうとうと…お恥ずかしながら、車窓の景色はあまり覚えていません(笑)。それでも、座席がゆったりしていたおかげで、移動そのものはずいぶん楽に感じました。体力に自信がない方でも、こうした「足元ゆったり」仕様のバスなら、周遊ツアーのハードさをやわらげてくれると思います。

バレンシア泊:夕食は本場の2種類パエリア

バレンシアのホテルに着いたのは19:30ごろ。この日のお宿はBARCELO VALENCIA(バルセロ バレンシア)です。夕食はホテルで、パエリア発祥の地バレンシアらしく、2種類のパエリア(イカスミ&チキン)が登場しました。黄金色に輝くチキンと、真っ黒なイカスミ。見た目の対比も鮮やかで、どちらも本場の味でおいしかったです。ほかにミックスサラダ、デザートはレモンシャーベット&バニラアイス。

夕食のパエリア2種(チキン&イカスミ)。バレンシアはパエリア発祥の地

移動の多い一日でしたが、本場のパエリアで締めくくれて大満足。長い初日と濃いバルセロナ観光の疲れも、おいしい夕食でほどけていきました。

次回は、いよいよアルハンブラ宮殿へ

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。第1話は出発からバルセロナ観光、そしてバレンシア泊までをお届けしました。次回・第2話は、スペイン旅のハイライトのひとつグラナダのアルハンブラ宮殿とヘネラリーフェ庭園へ。イスラム文化の美しさが詰まった「赤い城」を訪ねます。どうぞお楽しみに。

「ツアーなら、初めての国でも安心して一歩を踏み出せる」——この記事が、そう思うきっかけになればうれしいです。

スペイン周遊8日間ツアー・シリーズ一覧(全7話+総まとめ)

ルックJTB「スペイン満喫8日間」ツアーの旅の記録を、全7話+総まとめでお届けしています。気になる回からどうぞ。

  • 第1話:出発〜バルセロナ観光〜バレンシア泊(本記事)
  • 第2話:グラナダ/アルハンブラ宮殿とヘネラリーフェ庭園(近日公開)
  • 第3話:白い村ミハス散策(近日公開)
  • 第4話:セビリア観光とフラメンコディナーショー(近日公開)
  • 第5話:コルドバ(メスキータ・ユダヤ人街)とコンスエグラの風車(近日公開)
  • 第6話:マドリード(プラド美術館ほか)(近日公開)
  • 第7話:古都トレド〜帰国(近日公開)
  • 【総まとめ】スペイン周遊8日間ツアーの全行程(近日公開)

コメント