シンガポール4日間ツアー体験記の第5話です。カトン散策とチキンライスの昼食を終えた3日目の午後は、いよいよ観光のクライマックス、セントーサ島へ向かいます。
セントーサ島はシンガポール本島の南に浮かぶ、島全体が巨大なリゾートになっている「遊びの島」。夜は光と水のナイトショー「ウイングス・オブ・タイム」を鑑賞し、そのまま空港へ向かって深夜便で帰国という、最後まで盛りだくさんの一日です。
そして実は、この日に訪れたスポットのひとつは、今はもう見ることができません。9年前の記録だからこそお伝えできる「今はなき風景」も含めて、お届けします。
まずはアジア最南端の地へ
セントーサ島に渡って最初に向かったのは、島の南側にある「アジア大陸最南端の地(The Southernmost Point of Continental Asia)」です。

ビーチから吊り橋を渡って、小さな島へ。ゆらゆらと揺れる吊り橋を渡るのも、ちょっとした冒険気分で楽しいものです。

渡った先が「アジア大陸最南端」とされるポイント。目の前にはシンガポール海峡が広がり、沖には行き交う船が見えます。「アジアの南の果てに立っている」と思うと、なんだか壮大な気分になりました。実際には厳密な定義に諸説あるそうですが、そこは旅の気分が大事ということで(笑)。
マーライオンタワー——今はもう見られない風景
続いて訪れたのが、セントーサ島のシンボルだった巨大マーライオン「マーライオンタワー」です。

高さはなんと37メートル。本島のマーライオン公園にある本家(約8メートル)の4倍以上という迫力で、遠くからでもすぐにわかる存在感でした。しかもこのマーライオン、中に入れるんです。内部はマーライオンの歴史を学べるギャラリーになっていて、上部は展望台に。私も展望台まで上り、セントーサ島とシンガポール海峡の眺めを楽しみました。

——ところが、です。このマーライオンタワー、セントーサ島の再開発計画に伴い、2019年10月20日をもって営業を終了し、その後解体されました。跡地は島を縦断する遊歩道エリア「セントーサ・センサリースケープ」に生まれ変わっています。つまりこの写真の風景は、もう二度と見ることができないのです。
訪問からわずか2年半後に、まさかなくなってしまうとは。「行きたい場所には、行けるときに行っておく」——旅についてよく言われるこの言葉を、これほど実感したことはありません。当ブログが「迷っているなら、まず一歩」とお伝えし続けているのも、こういうことがあるからなのです。
世界最大級の水族館、シー・アクアリウムへ
お次は屋内へ。当時「世界最大級の水族館」として人気だったシー・アクアリウムです。

見どころは、幅36メートル・高さ8.3メートルという巨大水槽。マンタやサメが悠々と泳ぐ姿を、映画館のスクリーンのような大パネル越しに眺められます。視界いっぱいに広がる海の世界は、まさに圧巻。日中の暑さを忘れて、ひんやりした館内でゆったり過ごせるのもうれしいところでした。
なお、このシー・アクアリウムは2025年7月に「シンガポール・オーシャナリウム」として生まれ変わりました。広さは以前の3倍になったそうです。私が見たあの巨大水槽の先に、さらに広大な海の世界が広がっていると思うと、これも「また行きたい理由」のひとつになりますね。
島内自由散策はのんびりウィンドウショッピング
観光の後は、1時間ほどの島内自由散策。私はショップを巡りながら、のんびりウィンドウショッピングを楽しみました。歩き通しの3日間だったので、このゆるやかな時間がちょうどいい箸休めに。リゾートの空気を吸いながらぶらぶらするだけで、十分に満たされるものです。
セントーサ島には、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールもあります。今回のツアーでは立ち寄りませんでしたが、次にシンガポールに来ることがあれば、ユニバーサル・スタジオで丸一日遊び倒したい。ナイトサファリ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの夜のライトアップに続いて、「次回への宿題」がまたひとつ増えました。
夕食のビュッフェと、光と水のショー「ウイングス・オブ・タイム」
夕食は島内レストランでのビュッフェ。好きなものを好きなだけ、と夢中でお皿に取っているうちに——はい、お察しのとおり、写真を撮り忘れました。スチームボート、チキンライスに続いて3回目です。ここまでくると、もはや様式美ということでお許しください(笑)。
そして日が暮れた19時40分、この旅最後のイベント「ウイングス・オブ・タイム」の時間です。

会場はビーチの野外観覧席。海の上に設けられたステージで、水のスクリーンに映し出される3D映像、レーザー光線、噴水、そして花火が、音楽とともに一体となって物語を紡ぎます。夜風に吹かれながら見る光と水のスペクタクルは、旅の締めくくりにふさわしい華やかさでした。
このショーは2026年現在も上演中で、今は花火の演出が大幅にパワーアップしているのだとか。セントーサ島の夜の定番として、これからシンガポールに行かれる方にもおすすめできます。
深夜便で帰国の途へ
ショーの余韻に浸る間もなく、バスはチャンギ国際空港へ。23時55分発のシンガポール航空SQ638便で、帰国の途につきます。
「深夜便で機中泊なんて、眠れるかしら」と少し心配していたのですが、結果はまったくの杞憂。3日間歩き通した体はよほど疲れていたのか、離陸したことすら覚えていないほどの爆睡で、気づけば成田への着陸態勢でした(笑)。翌朝8時、無事に成田空港へ到着し、通関後に解散。4日間の旅はこれにて終了です。
深夜便での帰国は体力的に不安に思われるかもしれませんが、「最終日を夜まで丸ごと観光に使える」という大きなメリットがあります。実質2日間の観光でここまで満喫できたのは、この深夜便あってこそでした。
次回予告
次回はいよいよ最終回。シンガポール4日間の費用や食事、訪れたスポットを一挙に振り返るまとめ記事です。今回行けなかった「次回への宿題」リストも整理します。
シンガポール4日間シリーズ
- 第1話:成田からシンガポール航空直行便で出発!名物チリクラブの夕食
- 第2話:マーライオン公園とマリーナベイ・サンズ展望台
- 第3話:アラブストリートとガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
- 第4話:カトン地区プラナカン散策と名物チキンライス
- 第5話:セントーサ島とウイングス・オブ・タイム(本記事)
- 第6話:シンガポール4日間まとめ(近日公開)


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