【体験記⑦】まとめ|ヨルダン6日間ツアーを終えて

ツアー旅行体験談

― 一歩踏み出して、本当に良かった ―

ヨルダン旅行を考え始めたとき、私の中での目標はとてもシンプルでした。
「エル・ハズネとエド・ディルをこの目で見ること」
映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』で憧れ続けてきたペトラ遺跡。その象徴的な2つの建造物に行けさえすれば、それで十分だと思っていました。

でも実際に訪れてみて、その考えは大きく変わりました。

ペトラ遺跡は「一生に一度」では足りない場所

ペトラ遺跡は、想像していた以上に奥深く、広く、そして生きている遺跡でした。
シークを抜けてエル・ハズネが目の前に現れた瞬間の感動は、今でもはっきりと覚えています。岩の隙間から突然現れるあの景色は、何度写真で見ていても、実際に立つとまったく別物でした。

そしてエド・ディル。
長い階段を登り切った先で出会うあの巨大な建造物は、息が切れていたことさえ忘れてしまうほどの存在感でした。無我夢中でシャッターを切り、「来てよかった」という気持ちが、心の奥からじわじわと広がっていきました。

けれど、歩けば歩くほど、
「まだ見ていない場所がたくさんある」
「ここは1日では全然足りない」
そう感じるようになります。

ペトラ遺跡では、今もなお発掘調査が続いています。つまり、完成された遺跡ではないのです。次に行ったときには、また違う景色に出会えるかもしれない。そう思うと、「また必ず行きたい場所」になりました。

今回はツアーにペトラ・バイ・ナイトが含まれておらず、それを見られなかったことが唯一の心残りです。夜の闇の中、ろうそくの灯りに照らされるエル・ハズネ──。次に訪れるときは、ぜひ体験してみたいと思っています。

ヨルダンという国への印象

正直に言うと、出発前は少し不安もありました。
中東というイメージ、治安、言葉、情勢…。実際、出発の直前にはパレスチナ・イスラエル情勢のニュースもあり、「本当に行けるのだろうか」と何度も考えました。

それでも旅行会社から中止の連絡はなく、思い切って参加することにしました。

結果として、行って本当に良かったと思っています。
現地の人は親切で、街は活気があり、遺跡はどこも圧倒的。これまで抱いていた漠然とした不安は、現地で一つずつ消えていきました。

以前は、ヨルダンはイスラエル旅行とセットになったツアーが多かったと聞きます。平和な状況が戻ったら、またその形で訪れるのも良いなと思いました。歴史や宗教が複雑に絡み合う地域だからこそ、実際に足を運ぶ意味があると感じます。

添乗員付きツアーだからこその安心感

今回参加したのは、6日間という比較的短いツアーでした。
それでも、ペトラ、死海、マダバ、ジェラシュ、アンマンと、ヨルダンの見どころをぎゅっと詰め込んだ内容で、満足度はとても高かったです。

特に良かったのは、

  • 日本からの添乗員さんが常にサポートしてくれたこと
  • 現地ガイドさんの説明が丁寧だったこと
  • 全食事付きで、食事場所に悩む必要がなかったこと

言葉に不安があり、細かい手配が苦手な私にとって、この「安心感」は何より大きなポイントでした。

食事は全体的にとても美味しかったのですが、連日の移動と暑さ、疲れが重なったせいか、途中で少しお腹が緩くなってしまいました。実は同じような状態になったツアー客の方も何人かいて、環境の変化やスパイスの影響はやはりあるのだと実感しました。

帰国の大変さも、旅の一部

正直なところ、帰国の深夜便はかなり疲れました
体力的にはきついですし、時差と疲労が一気に押し寄せてきます。

それでも、羽田到着後に利用できた天然温泉平和島は、本当にありがたい存在でした。シャワーと温泉で体を休め、同じツアーの方々とおしゃべりしながら過ごした時間は、旅の余韻をやさしく締めくくってくれました。

ツアー代金と「選び方」について思うこと

コロナ明け以降、ツアー代金が全体的に値上がりしているのは事実です。
純粋に「安さ」だけを考えるなら、個人旅行の方が安く済むと思います。

でも、

  • 言葉に不安がある
  • 手配が面倒
  • とにかくペトラ遺跡に行きたい

そんな人には、添乗員付きツアーはとても良い選択肢だと思います。

限られた日程の中で、無理なく、効率よく、安心して旅ができる。
それはお金だけでは測れない価値でした。

迷っているなら、一歩踏み出してみてほしい

ヨルダンは、行く前よりも、行った後の方がずっと身近な国になりました。
不安がゼロになることはありません。でも、不安があるからこそ、旅が終わったときの達成感は大きくなります。

今回の旅を終えて、心から思うことがあります。

「一歩踏み出して、本当によかった」

もし今、
「行きたいけど不安」
「私にはハードルが高いかも」
そう感じているなら、無理のない形で構いません。

ツアーという選択肢も含めて、ぜひ検討してみてください。
ペトラ遺跡で感じたあの感動は、きっとあなたの中にも、長く残る旅の記憶になるはずです。

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