――名残惜しさを抱えて、マルタをあとにする
いよいよマルタ滞在も最終日。
この日は帰国日でもあり、観光は控えめですが、旅の締めくくりとして印象深い一日になりました。
朝は少し遅めに起き、ゆっくりと朝食をいただきます。
連日の観光で疲れも溜まっていましたが、ここまで大きな体調不良もなく過ごせたことに、ほっとしました。
最後の朝食も、これまでと同じように穏やかな雰囲気。
「今日で終わりなんだね」と、どこか現実に引き戻されるような気持ちになります。
聖アンジェロ砦と、ビルグの街歩き
10時、ホテルを出発し、バスで最初の目的地へ向かいます。
到着したのは、聖アンジェロ砦。
近くのマリーナでバスを降り、そこから徒歩で向かいました。


聖アンジェロ砦は、今回は内部には入らず、外観と入口付近のみの見学。
海に面した重厚な要塞は、マルタが歩んできた歴史を静かに物語っているようでした。
その後は、ビルグ(ヴィットリオーザ)の街を散策。
石造りの建物が続く中、目を引いたのは、カラフルなドアや窓です。
一つひとつ色やデザインが違い、歩いているだけで楽しくなります。


「住んでいる人の個性が、こういうところに出るんだろうな」
そんなことを思いながら、ゆっくりと街を歩きました。
奇跡の教会・モスタドーム
次に向かったのは、今回のマルタ旅行の最後の観光地、モスタドーム。
遠くからでも目立つ大きなドームは、近づくにつれてそのスケールの大きさを実感します。

このドームは、世界で3番目に大きいともいわれているそうで、
内部に入ると、その広さに思わず見上げてしまいました。
モスタドームは「奇跡の教会」としても知られています。
第二次世界大戦中、礼拝中の教会に爆弾が落ちたものの、不発に終わり、誰一人として犠牲者が出なかったという出来事がありました。
内部には、その不発弾のレプリカが展示されており、
当時の緊迫した状況を想像すると、胸が少し締め付けられるような気持ちになります。
信仰と歴史、そして奇跡。
マルタという国を語る上で欠かせない場所だと感じました。
マルタ最後の食事
観光を終え、昼食へ向かいます。
レストランは、「TA MARIJA」。
ここでいただいたのは、
- 豆のスープ
- チキンのトマト煮
- ナツメヤシパイ(バニラアイスクリーム添え)



どれも素朴で、どこか家庭的な味。
派手さはありませんが、旅の締めくくりにふさわしい、ほっとする食事でした。
「これがマルタでの最後の食事なんだな」
そう思うと、ひと口ひと口を噛みしめるようにいただきました。
空港へ、そして別れのとき
昼食後、14時頃ホテルへ戻り、荷物を整えてから、
全員でマルタ国際空港へ向かいます。
空港に到着し、航空会社のチェックインを済ませると、
ここで現地ガイドさんとお別れです。
短い時間でしたが、安心して旅ができたのは、ガイドさんのおかげ。
感謝の気持ちを伝え、名残惜しく手を振りました。
保安検査を終えたあと、時間に余裕があったので、
プライオリティパスを利用してラウンジへ。
旅の最後に、少しだけ静かな時間を過ごします。
イスタンブール経由で帰国
19:45、
トルコ航空 TK1372便にてイスタンブールへ出発。
飛行時間は約2時間30分。
機内食は1回提供されました。

00:10、イスタンブール空港に到着。
次の羽田行きまでは約2時間半の乗り継ぎ時間があります。
行きと同様、広大な空港内を移動しますが、
このときは、ツアーで仲良くなった方々と
「もうすぐお別れだね」と話しながら過ごしました。
ラウンジに行くことも考えましたが、
それよりも、一緒におしゃべりをして過ごす時間を選び、
ゲート前の椅子に座って搭乗時刻まで過ごしました。
羽田へ、そして日常へ
2:40、
トルコ航空 TK198便にて羽田へ。
飛行時間は約11時間15分です。
行きと同様、
歯ブラシセット、スリッパ、アイマスク、靴下が入ったポーチが配られ、
機内食は2回提供されました。


長いフライトでしたが、
マルタでの出来事を思い返しているうちに、
時間は意外とあっという間に過ぎていきました。
19:45、羽田空港に到着。
入国審査を終え、ターンテーブルでスーツケースを受け取ったあと、
添乗員さん、そして旅友たちと最後の挨拶。
「またどこかで会いましょう」
そう言って手を振り、それぞれの帰路につきました。
旅を終えて
今回のマルタ旅行は、
美しい景色や歴史ある建物だけでなく、
人との出会いが強く印象に残る旅でした。
年代も住んでいる場所も違うけれど、
「旅が好き」という共通点だけで、こんなにも自然につながれる。
ツアー旅行だからこそ生まれたご縁に、心から感謝しています。
マルタは、またきっと訪れたい国。
次に来るときは、もう少しゆっくり、
今回行けなかった場所も巡ってみたいと思います。
こうして、私のマルタ6日間の旅は、静かに幕を閉じました。


コメント