4日目|スライゴー市内散策とカイルモア修道院見学|イエーツゆかりの街と湖畔の美しい修道院へ

ツアー旅行体験談

朝のベルファストを出発

この日も朝6時に起床。前日と同じレストランで朝食をとりました。
ビュッフェの内容は大きく変わらず、パン、卵料理、ベーコン、ヨーグルトなどシンプルですが安定感のあるラインナップ。旅行中は「せっかくだから」とつい食べ過ぎてしまうのが私の癖です(笑)。

朝食

7時30分、バスに乗りベルファストを出発。ここからはアイルランド西部を目指し、最初の目的地は詩人ウィリアム・バトラー・イエーツが愛した街 スライゴー(Sligo) です。途中でトイレ休憩を挟みながら、約3時間半かけて移動しました。


スライゴー市内を散策

お昼前にスライゴーへ到着。まず訪れたのは スライゴー修道院(Sligo Abbey)
13世紀に建てられたドミニコ会修道院で、何度も破壊や焼失を経験してきた歴史を持っています。現在は屋根がない部分もあり、どこか廃墟のような雰囲気。それでも中には見事な彫刻や墓碑が残り、静かな空気の中に歴史の重みを感じました。

修道院を見学した後は自由散策の時間。街の中心部を歩きながら気になるお店をのぞいたり、路地裏のカフェをのぞいたり。約1時間の短い滞在でしたが、アイルランドの小さな地方都市の素朴な魅力を味わうことができました。

ツアー仲間の中に「スライゴーにずっと来たかった」と話していた方がいて、その方がとても嬉しそうに街を歩いていたのが印象的でした。人の夢や想いに触れると、自分までほっこり幸せな気持ちになります。


海沿いのレストランでランチ

スライゴー散策を終え、バスで海岸沿いの街へ移動。ランチは 「Pier Head Hotel」 のレストランでいただきました。窓の外には海が広がり、のんびりとした空気の中で食事を楽しめる素敵なロケーションです。

  • 前菜:サラダ
  • メイン:フィッシュ&チップス
  • デザート:アップルパイ

どれもシンプルながら新鮮な素材を活かした美味しさで、特にフィッシュ&チップスは衣がサクサクで中の白身魚がふわっとしていました。デザートのアップルパイは甘すぎず、食後の満足感をしっかりと感じられる味わいでした。

今回のツアーは食事の内容にもこだわっていると添乗員さんが話していて、「グルメツアーの要素もあるんです」とのこと。毎食しっかり美味しいので、食事も旅の楽しみになっています。


湖畔に佇むカイルモア修道院へ

ランチ後は、この日のメインスポットのひとつ カイルモア修道院(Kylemore Abbey) へ。
再びバスに乗り、途中でトイレ休憩を挟みつつ約3時間の移動です。窓から見える景色は次第に雄大な山々と湖が広がる風景に変わり、車窓からでも美しいアイルランドの自然を堪能できます。

カイルモア修道院は、もともとは裕福な実業家が妻のために建てたお城のような邸宅でしたが、後に修道院となりました。湖畔にたたずむ灰色の建物は周囲の自然と調和し、まるで絵本の世界のよう。到着した瞬間、思わず「わぁ…」と声が出てしまいました。

カイルモア修道院(外観)

敷地はとても広く、修道院のほかにゴシック様式の教会やビクトリア朝時代の庭園があります。見学時間は約1時間。限られた時間なので、私はまず庭園を訪れることにしました。

庭園まではシャトルバスが運行しているので、それを利用すると移動が楽です。バスを降りると美しく整えられた花壇と緑の芝生が広がり、まるで英国のカントリーガーデンのような雰囲気。季節の花々が咲き誇る中を散策すると、長旅の疲れもふっと癒やされました。

カイルモア修道院 庭園

修道院内部を見学

庭園を楽しんだ後は再びシャトルバスで修道院へ戻り、内部を見学。
豪華さよりも落ち着きと品を感じさせる装飾が印象的で、当時の暮らしが垣間見える展示がありました。湖を背景にした窓からの眺めは息をのむ美しさ。ここでの時間は、旅の中でも特に心に残るひとときとなりました。

集合時間の少し前には、ギフトショップをのぞいてウィンドウショッピング。ハンドメイドの雑貨や修道院オリジナルのお菓子などが並び、見ているだけでも楽しい空間でした。1時間の滞在はあっという間で、もう少しゆっくりしていたかったなと感じるほど魅力的な場所です。


ゴールウェイのホテルへ

カイルモア修道院を後にし、バスで約2時間の移動。
この日の宿泊地は西部の街 ゴールウェイ(Galway) にあるホテル CLYBAUN(クリボウン)。モダンで落ち着いた雰囲気のホテルで、観光の疲れを癒すのにぴったりです。

CLYBAUNの外観

到着して30分ほど休憩した後、ホテル内のレストランで夕食タイム。前菜はサラダ、メインは3種類ほどから選べ、私は バターチキンカレー を選びました。デザートもあり、最後にコーヒーでほっとひと息。
同じテーブルになったツアー仲間と話が弾み、楽しい時間になりました。ツアーに一人参加しているとこういう交流が貴重で、旅の思い出をより豊かにしてくれます。


この日のまとめ

  • 詩人イエーツが愛した街 スライゴー では歴史ある修道院と街歩きを楽しめた
  • 海辺のレストランで食べたフィッシュ&チップスとアップルパイが絶品
  • カイルモア修道院 の湖畔の美しい景観と庭園が旅のハイライトに
  • ツアーならではの効率の良い移動と、食事の充実度に改めて感動

翌日は8時30分出発。朝食は7時30分からとのことなので、夜のうちに荷物をまとめ、ゆっくり休むことにしました。
旅も折り返し地点を過ぎ、ますますアイルランドの魅力に引き込まれています。

コメント