はじめに|旅の思い出を「残す」って大切
旅先で見た景色や食べた料理、出会った人とのやりとり…。
その瞬間は鮮やかに心に残っていても、時間が経つと少しずつ薄れてしまうものです。
だから私は「旅の記録を残すこと」をとても大切にしています。
記録の方法は人それぞれですが、私の場合はアナログの手帳とデジタルのアプリを組み合わせた“二刀流”スタイル。
さらに昔のフィルム写真もすべてデジタル化して、今の旅と同じフォルダにまとめています。
今回は、私が実際にやっている旅の記録法をご紹介します。
手帳で残す「アナログの楽しみ」
私は昔から手帳やノートに書くのが好きで、旅先でも必ず「メモ帳」を持ち歩いています。
観光や移動の合間に、その日行った場所や印象に残ったことを日程表やメモ帳に走り書き。これをしておくだけで、後から思い出す手がかりになります。
帰国後は、そのメモを元に旅ノートに清書。
現地で集めたチケットの半券やショップカード、ポストカードなどを貼ると、自分だけのオリジナル旅アルバムが完成します。
さらに最近は、Canonの小型プリンター「inspic」を愛用しています。
スマホの写真をその場でシール印刷できるので、旅ノートに貼るだけで臨場感がアップ。文章と並べると、その日の空気感までよみがえります。
この「清書タイム」は、旅を二度味わうような幸せな時間。
“手で残す”アナログの魅力は、デジタルでは味わえない特別感があります。
アプリで残す「デジタルの便利さ」
一方で、アプリも旅の記録には欠かせません。
- GoogleフォトやiCloudで写真を自動バックアップ
- メモアプリで出来事や気づきを入力
- Googleマップのタイムラインで訪問履歴を記録
特に便利なのは、旅友と一緒に旅行したときのLINEアルバム共有。
お互いの写真をまとめて残せるので、「こんなふうに撮っていたんだ!」と新しい発見があったり、同じ場面を違う視点から楽しめたりします。
デジタルは検索性が高く、シェアしやすいのが魅力。
アナログと違ってかさばらないので、長期旅行のときも安心です。
写真整理の工夫
旅先ではつい写真を撮りすぎて、帰国後に整理が大変になることもあります。
そこで私が意識しているのは、「その日のベストショットを夜に5〜10枚だけ選ぶ」こと。
不要な写真はその場で削除し、残すものを厳選します。これだけでアルバムがすっきりし、見返しやすくなります。
フォルダ名は「国名+年」で保存。SNS用と自分用を分けると、後から探すのも簡単です。余裕があるときは、フォトブックにして形に残すこともあります。
さらに私は、フィルムで撮っていた時代の写真はすべてデジタル化して保管しています。
アルバムに眠っていた古い写真もデータ化すれば色あせの心配がなく、スマホやPCでいつでも見返せるのが安心。
過去の旅と現在の旅が一つのフォルダにまとまり、「自分の旅の歴史」がつながる感覚も楽しいです。

旅ノートや記録が“役立った瞬間”
旅の記録は思い出になるだけでなく、次の旅のヒントにもなります。
例えば過去の旅ノートを見返して、
「この国ではレストランの予約に時間がかかった」
「空港の税関はかなり並んだ」
といった小さな注意点が、次の旅行準備に役立ちました。
食事の記録も便利です。写真と一緒に「この店の小籠包が最高だった」「地元の人おすすめのカフェが穴場だった」と残しておけば、再訪時に迷わず行けますし、友人におすすめする時にも役立ちます。
記録をシェアする楽しみ
私は旅友と旅行した際、LINEアルバムをよく使います。
友達が撮った自分の写真を見ると、「自分では気づかなかった表情や景色」が写っていて新鮮。
記録は“自分のため”でもありますが、誰かと共有することで思い出が何倍にも広がるのを実感しています。
最近はGoogleフォトの共有アルバムやInstagramの非公開アカウントを旅用に作り、身近な人だけに見てもらうスタイルも人気。自分だけでなく周囲とも楽しめるのがデジタルの良さですね。
記録を「未来」に残すという視点
そしてもうひとつ大切なのは、未来の自分に残すという視点です。
数年後や10年後に旅ノートを読み返したとき、
「あのとき、こんなふうに感じていたんだ」と思えること自体が財産になります。
私は昔のフィルム写真をデジタル化したことで、20代の頃に旅した写真を久しぶりに見返すことができました。
若い頃に抱いた感動や驚きがよみがえり、「この気持ちがあるから今も旅を続けているんだな」と再確認できたんです。
記録は単なる記録ではなく、過去と現在をつなぎ、未来へのモチベーションになるもの。
だからこそ、これからも私は旅の記録を大切にしていこうと思います。
おわりに|旅の記録は未来の自分への贈り物
旅の記録を残すことは、未来の自分にプレゼントをしているようなもの。
数年後にノートを開いたりデータを見返したとき、「あの日の空気」がよみがえってくる。その瞬間の喜びは何ものにも代えられません。
手帳に書くのも、アプリで残すのも、写真を整理するのも、すべて自分らしい旅の楽しみ方。
「思い出をどう残すか」も旅の一部として楽しんでいきたいですね。
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