タンザニア旅行記|1日目・2日目 日本出発〜長い空の旅

ツアー旅行体験談

いよいよ出発の日

2025年2月。待ちに待ったタンザニア旅行の出発日がやってきました。アフリカは今回で2度目ですが、やはり「サファリの本場タンザニアに行く」という事実に胸が高鳴ります。

ツアーの集合場所は成田空港第2ターミナルの旅行会社受付カウンター。集合時間は19時50分でしたが、私は会社を早退して19時前には成田に到着しました。受付ではすでに係の方が待機していて、少し早めに手続きを済ませることができました。


チェックインと空港シャワー

次は航空会社のチェックインカウンターへ。まだオープン前だったので並びましたが、それほど混雑もなくスムーズに進みました。私が早めにチェックインしたかった理由は、会社帰りで一日中働いた体のまま飛行機に乗りたくなかったからです。

向かったのは、成田空港第2ターミナルにあるナインアワーズ。ここはプライオリティパスも利用可能ですが、今回はシャワーだけを利用。料金は1時間1,000円。熱いシャワーを浴びて髪を乾かし、身支度を整えると、心も体もすっきり。ようやく「これから長旅に出るんだ」と気持ちが切り替わりました。


久しぶりの旅友との再会

搭乗口付近で旅友と合流。会うのは実に9か月ぶり。久しぶりの再会に話が尽きず、気づけばあっという間に搭乗時刻が近づいていました。

今回のツアーは関空発の参加者と合同で、添乗員さんも関西から同行していました。私たち成田組とはドバイでの合流予定。少し不安もありましたが、それ以上に新しい出会いと展開を楽しみにしていました。


エミレーツ航空でドバイへ

22時20分、エミレーツ航空 EK0319便に搭乗。これから約12時間10分のフライトでドバイへ向かいます。座席に腰を下ろすと、いよいよ旅が始まったという実感が湧きました。

機内食は2回。和食と洋食から選べる内容で、私は和食を選択。機内食は正直当たり外れがありますが、エミレーツは比較的満足度が高い印象です。飲み物や軽食はギャレーに自由に置かれていて、長時間フライトの合間に立ち寄るのも楽しみのひとつ。映画や音楽を楽しみながらウトウトしつつ、長い夜を過ごしました。


ドバイ到着と関西組との合流

早朝、ドバイに到着。煌びやかな空港内は相変わらず大きくて近代的です。ここで関空からの参加者と無事に合流。添乗員さんともここで顔合わせとなり、ようやく「全員集合」という安心感が生まれました。

次の便まで少し時間があったので、私たちはプライオリティパスを利用して空港ラウンジへ。朝食を軽くつまみ、Wi-Fiをつなげてメッセージをチェック。長いフライトの合間に、静かで落ち着いた空間で過ごせるのは本当にありがたいひとときです。


ダルエスサラームへ

9時15分発、エミレーツ航空 EK0725便に搭乗。目的地はタンザニア最大の都市、ダルエスサラームです。飛行時間は約5時間25分。機内食が1回提供されましたが、さすがに連続フライトで食欲も控えめ。軽く口にした程度で、ほとんどは眠って過ごしました。

このフライトでは入国カードが配られ、到着前に記入を済ませました。旅友と「いよいよタンザニアに着くんだね」と話すと、長旅の疲れも忘れるほど気分が高揚しました。

ドバイ- ダルエスサラーム エミレーツ機内食

フレンドリーな入国審査

ダルエスサラーム到着後、入国審査へ。必要なのはパスポート、記入済みの入国カード、そして事前に取得していたビザ控え。多少緊張して列に並びましたが、審査官はとてもフレンドリーで「ようこそ!」と笑顔で迎えてくれました。緊張感が一気に和らぎ、旅の期待がさらに膨らみます。

荷物を受け取った後は、国内線ターミナルへ。徒歩5分ほどの移動でしたが、外に出た瞬間に感じた熱気と湿度に「アフリカに来たんだ」と実感しました。


プレシジョン・エアでキリマンジャロへ

16時40分、プレシジョン・エアの国内線に搭乗。キリマンジャロ空港までは約1時間20分のフライトです。小型機ながらサービスはしっかりしていて、ドリンクとスナック(カシューナッツ)が配られました。アフリカの空を飛んでいると思うと、不思議な高揚感がありました。

キリマンジャロ空港に到着後、いよいよツアーらしい移動が始まります。到着ロビーを出ると、現地ガイドが待機していて、私たちはサファリカーに分乗しました。6人乗りのランドクルーザーが3台用意されており、ここからはこの車での移動が旅の基本スタイルになります。大きな窓と屋根のハッチがあり、サファリ仕様の力強い車体に「これからサバンナを走るんだ」と期待が高まります。運が良ければキリマンジャロ山(標高5,895m)が見えるはずでしたが、この日は雲に隠れていて残念ながら拝むことはできませんでした。それでも「また次の機会に見られるかもしれない」と思えるのも旅の醍醐味です。

キリマンジャロ空港

アルーシャのホテルへ

20時頃、アルーシャにある「グラン・メリア・アルーシャ」に到着。

ホテルに到着すると、吹き抜けのロビーでウェルカムドリンクをいただきながら、添乗員さんがチェックインをしてくれるのを待ちました。疲れ切った体にジュースが染み渡ります。

部屋に入ると、ダブルベッドが置かれた広すぎず快適な空間。清潔感があり、水回りも整っていて安心しました。ペットボトルの水が備え付けられていたのもありがたい心遣いです。


夕食と就寝

チェックインを終えたら、そのまま夕食会場へ。レストランはビュッフェ形式で、肉料理や魚料理、サラダやデザートまで色とりどりに並んでいました。私は「旅先では好きなものを好きなだけ食べてよし」と決めているので(笑)、遠慮なくお皿に盛りました。ただ、旅行中は野菜不足になりがちなので、いつも持参しているFANCLの青汁を部屋で一杯飲むのが自分なりの習慣です。

食後はすぐに部屋へ戻り、翌日に備えて早めに休むことにしました。この時すでに21時過ぎ。出発からほぼ丸2日間にわたる移動で、体はクタクタでした。スマホのアラームを6時にセットし、ベッドに横になるとあっという間に眠りに落ちました。


長い移動を終えて

こうしてタンザニア旅行の最初の2日間は、ひたすら移動に明け暮れました。
成田からドバイ、ダルエスサラーム、そしてキリマンジャロへ。長時間のフライトと空港での待ち時間は大変でしたが、すべてはサファリ体験のための序章。

「いよいよ明日からサファリが始まる」と思うと、疲れよりも期待の方が大きく、心が弾みます。

👉 次回は「3日目|アルーシャ〜世界遺産ンゴロンゴロ自然保護区」をお届けします。

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