④ 2日目|ワルシャワ市内観光&ヴィリニュスへ移動

ツアー旅行体験談

約14時間のフライトを経て、朝6時30分ごろにポーランドのワルシャワへ到着。まだ体は日本時間のままで少し眠いけれど、ここからが本当の旅のスタートです。飛行機を降りて荷物を受け取り、現地ガイドさんと合流すると、さっそく世界遺産「ワルシャワ歴史地区」観光が始まりました。


朝の静けさに包まれたワジェンキ公園へ

まず向かったのは、広大な敷地を誇るワジェンキ公園(Łazienki Park)。ポーランドを代表する作曲家ショパンの像があることで有名な公園です。
ただ残念なことに、この日はちょうど工事中で、正面から像を見ることはできませんでした。横からなんとかその姿を眺めながら、「またいつかこの公園に戻ってきたい」と思わず心の中でつぶやきました。

続いて訪れたのは水上宮殿(Pałac na Wyspie)。その名の通り水辺に建つ美しい宮殿で、水面に映る姿がとても幻想的でした。朝早い時間帯だったこともあり、観光客はほとんどおらず、静けさの中でじっくりとその景色を味わうことができました。
リスが木々の間を走り回る姿が愛らしく、地元の人たちがジョギングをしたり、犬と散歩を楽しんでいる様子も見られ、「観光地」というより「市民の憩いの場」といった雰囲気です。


ショパンの心臓が眠る聖十字架教会へ

次に向かったのは、旧市街地近くの聖十字架教会(Kościół św. Krzyża)
ここには、ショパンの“心臓”が安置されています。祖国への深い愛を持ちながら亡命先のフランスで生涯を終えたショパン。遺言により、遺体はパリに葬られましたが、心臓だけは故郷ポーランドに戻され、この教会に眠っています。
訪れた時はちょうどミサの最中で中は静まり返っており、荘厳な空気の中でしばし足を止めました。


世界遺産・ワルシャワ歴史地区を散策

教会を後にし、旧市街広場を目指して徒歩で散策を続けます。途中、自由時間に訪れたいとチェックしていたカフェを偶然見つけて、心の中で「あとで来れたらいいな」とメモ。
旧王宮(Zamek Królewski)に到着すると、ここでトイレ休憩と写真タイムがありました。無料で利用でき、清潔なトイレに案内してもらえるのは、ツアーならではのありがたいポイントです。

さらに歩みを進め、バルバカン(Barbakan)を見学したあとは、約45分間の自由時間が設けられました。集合場所は旧市街広場。
私が真っ先に向かったのは、以前から気になっていた「Chocolate Cafe E.Wedel」
。ポーランドを代表する老舗チョコレートブランドで、創業160年以上の歴史を誇ります。


念願のE.Wedelでチョコレートを購入

本当はカフェでゆっくり過ごしたかったのですが、自由時間は限られているので、今回はホットチョコレートをテイクアウトすることに。
チョコレート好きの私は、今回の旅で「ポーランド・エストニア・ラトビア・リトアニア、それぞれのチョコレートをお土産にする」と決めていました。E.Wedelでは、シンプルな板チョコとホットチョコレートを購入。
旧市街広場に戻って、ベンチで温かいチョコレートを片手にゆったりとした時間を過ごしました。朝の冷たい空気の中で飲む濃厚なホットチョコレートは格別です。

ホットチョコレート 20.9ズロチ
板チョコ 11.49ズロチ

「また来たい」と思える街、ワルシャワ

自由散策が終わると、あっという間にワルシャワ観光は終了。空港へと向かいます。
ポーランドは今回が初めての訪問でしたが、「ヴィエリチカ岩塩坑など、次に訪れたい場所がまだたくさんある」と感じました。短い滞在ながら、再訪を心に決めるほど印象に残る街でした。


プライオリティパスで「Preludium Lounge」へ

空港に到着し、現地ガイドさんとお別れしたあとは、セキュリティチェックと出国審査を終え、ゲートを確認。搭乗まで約1時間半ほど時間があったので、プライオリティパスを使って「Preludium Lounge」へ向かいました。

出発前はPreludium Loungeでひと休み。ポーランド名物のピエロギが楽しめました。

私が利用した時間帯は少し混んでいて、テーブル席には座れずカウンター席を確保。
飲み物の種類は豊富でしたが、食事の種類は多くありませんでした。それでも、ポーランド名物のピエロギ(Pierogi)が用意されていて、嬉しくてすぐに手を伸ばしました。中身は野菜の具材で、もちもちとした皮の食感が美味しかったです。


リトアニア・ヴィリニュスへ

搭乗時刻が近づいたのでゲートへ。待合スペースでは、同じツアーで一人参加している方々と話す機会があり、緊張がほぐれて心が少し軽くなりました。
14:15発 ポーランド航空 LO779便で、次の目的地リトアニアのヴィリニュスへ向かいます。飛行時間は約1時間5分
短いフライトでしたが、機内ではbun with pudding(クリームパンのようなパン)と飲み物のサービスがあり、小腹を満たすことができました。

約1時間のフライトでリトアニア・ヴィリニュスへ。軽食のサービスもありました。

予定より10分ほど遅れてヴィリニュスに到着。現地ガイドさんと合流し、宿泊先のRADISSON BLU LIETUVAへ向かいました。モダンで清潔なホテルで、部屋に無料の瓶入りミネラルウォーターが用意されていたのが嬉しいポイントです。
このホテルには2連泊するため、スーツケースを開いて荷物を整理する時間も取れました。


ホテルでの夕食とスーパーでのお買い物

夕食は18時30分からホテル内のレストランでビュッフェ。広々とした空間で落ち着いた雰囲気でしたが、料理の品数は少なめでした。それでも、同じツアー参加者の方々との会話が弾み、楽しい時間を過ごすことができました。

食後は、ホテルの隣にあるショッピングモールへ。スーパーも併設されており、添乗員さんが案内してくれました。ここで500mlの水(0.63ユーロ)と、リトアニアの人気チョコレートブランドPergalė(ペルガレ)の板チョコ(2.49ユーロ)を購入。これはお土産用に買ったので、自分では食べずに持ち帰ることにしました。

夕食後はスーパーへ。
お土産用に人気のPergalėチョコレートを購入しました。

長い一日を終えて

成田を出発してからおよそ24時間以上。飛行機での長旅に加え、ワルシャワ観光、そしてヴィリニュスへの移動と盛りだくさんの一日でした。
体はかなり疲れていましたが、「ついにバルト三国の旅が始まったんだ」という実感と、翌日への期待で胸がいっぱいに。次の日は朝9時から、ヴィリニュスとトラカイの観光が待っています。
この日は早めにベッドに入り、静かな夜に身を委ねました。

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