FIRE後の旅スタイルを想像してみた|私が描く“時間に縛られない暮らし”と旅のカタチ

FIREと旅する暮らし

はじめに|FIRE後の旅は「自由度」がカギ

私は今、FIRE(経済的自立・早期リタイア)を目指して日々準備を進めています。将来的にはファットFIRE(余裕のあるFIRE生活)を実現するのが目標。でも今はまだコーストFIREの段階。生活費は会社の給与でまかないつつ、将来の資産形成はすでにある程度軌道に乗せている状態です。

現在は、仕事内容も人間関係も良好な職場に恵まれていますが、通勤時間が片道約2時間。年を重ねるごとにその負担が重く感じるようになってきました。だからこそ、今後は「在宅でできる個人の仕事」にシフトし、サイドFIRE(副業や自営で収入を得ながら生活するスタイル)を目指すのが目下の目標です。

その先にある、完全FIRE後の自由な旅スタイル——今回は、そんな私が思い描く理想の暮らしと旅のカタチをシミュレーションしてみたいと思います。


朝の過ごし方|“旅先でもルーティン”が整った暮らし

目覚ましに追われず、自然に目覚める朝。ゆっくりコーヒーを淹れ、旅先のキッチンで軽く朝食。少しだけストレッチをしたり、ジャーナリングでその日の気持ちを整えたり……。

在宅で仕事をしていた頃から続けていた朝のルーティンは、FIRE後もそのまま旅先で実践。心と体が整った状態で、その日の予定を自由に考えられる——これこそが私にとって理想の「旅の始まり」です。


滞在スタイル|ホテルより“暮らすような旅”

FIRE後の旅は、ホテルよりもAirbnbやウィークリーマンションなどの“暮らすような宿”が基本。洗濯機があり、ちょっとしたキッチンがあるだけで、旅の質がぐっと上がります。

現地のスーパーで旬の食材を買って簡単な自炊を楽しんだり、近所のベーカリーを開拓したり。旅=非日常というより、旅=“ゆるく続く日常の延長”のような感覚になるのが理想です。


旅の計画|「今月はこの国でのんびり」的なゆるさ

FIRE後の旅に厳密な日程は不要。ハイシーズンを避けて、物価も観光地も落ち着いた時期を選びながら、「今月はカナダのプリンスエドワード島で読書と散歩を楽しもう」といった緩やかなスタイルで。

急に「別の街が気になる」と思ったら移動してもいいし、気に入った場所なら延泊してもいい。そんな柔軟さが、旅をより「今の気分に寄り添うもの」にしてくれるはずです。


旅の目的|“感動のために動く”旅にシフト

FIRE後の旅は、「○日で何ヶ所まわる」という“制覇型”から卒業して、感動を味わいにいく旅に変わる気がしています。行きたいのは、世界遺産、美術館、歴史ある街並み、そして自然。

1つの場所にじっくり滞在しながら、「感じる・考える・書く(記録する)」を大切にしたい。そして帰ってきたら、その経験をブログにまとめて発信していく。これもFIRE後に続けたいライフワークのひとつです。


出会いとつながり|旅先での“静かな交流”

長期滞在だからこそ出会える、同じように旅をしている人や、現地に暮らす人たちとのご縁。たとえば朝のカフェで偶然となり合わせた旅人との会話や、地元のお店の店主とのちょっとしたやりとりなど、小さな交流に価値を感じる旅がしたい。

にぎやかさより、静かな温かみ。そんな出会いの中で、自分の価値観が少しずつ育っていくのを感じる——そんな旅の重ね方をしたいと思っています。


お金との付き合い方|“使うときは気持ちよく”が合言葉

FIRE後は、生活費+旅費をあらかじめ設計しながら、「使うときは気持ちよく使う」ことを意識したいと思っています。

暮らしの中で削れるところは工夫して節約しつつ、旅先では「ここぞという体験」にはしっかり投資。無理せず、罪悪感もなく、お金を「未来の思い出づくり」のために使えるようになるのが理想です。


まとめ|想像が現実になる日はきっと近い

こうしてFIRE後の旅を想像してみると、「案外すぐに実現できそう」な感覚にもなります。今はサイドFIREを目指して、個人で在宅でもできる仕事を少しずつ育てている段階。

一歩ずつ、自分らしい働き方と暮らし方を整えながら、旅する日々に近づいていく。そのプロセスこそが、すでに“自由な人生”の始まりなのかもしれません。

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