5日目|巨人のテーブルとモハーの断崖|アイルランド西海岸の絶景とグルメを楽しむ一日

ツアー旅行体験談

中庭を抜けてホテルの朝食へ

この日も朝はゆっくりめの7時30分に朝食。レストランへ向かう途中、中庭があり、カラフルなウォールアートと花々がとても印象的でした。
レストランは少し混んでいたので、まずはすぐに取れるものからお皿に盛って席を確保。パンや卵料理、ベーコン、ヨーグルトなど種類は多すぎず少なすぎずといったラインナップで、安定感のあるホテルの朝食でした。旅行中はつい食べ過ぎてしまうのが私の癖ですが、この日もお皿が気づけばいっぱいに(笑)。

8時30分、バスに乗り出発。今日はアイルランド西部の名所 バレン高原(The Burren) を経由して「巨人のテーブル」へ向かいます。途中のトイレ休憩で立ち寄ったスーパーで、アイルランドの定番紅茶 「BARRY’S TEA」 を発見。手軽なお土産として人気と聞いていたので購入しました。
ちなみに、ベルファストの Marks & Spencer でも紅茶を買ったのですが、どちらもティーバッグは個包装ではありませんでした。配る用のお土産には向かないかもしれませんが、自宅用ならたっぷり楽しめてコスパが良いのでおすすめです。


巨人のテーブル(ポウナブローン・ドルメン)

約2時間で到着したのは、現地で「巨人のテーブル(Poulnabrone Dolmen)」と呼ばれる巨石墓。
大きな石がテーブルのように支えられており、見た瞬間「日本の石舞台古墳に似ているな」と感じました。周囲はバレン高原らしい石灰岩の大地が広がり、まるで月面のような独特の景観。ここでツアー仲間たちとトリックアート風の写真を撮り合ったのも楽しい思い出です。

巨人のテーブル

この場所は紀元前3000年頃のものとされ、古代人の埋葬地だったとか。説明を聞くと改めてその歴史の長さに驚かされます。


キルフェノーラ大聖堂とハイクロス

次に向かったのは キルフェノーラ大聖堂(Kilfenora Cathedral)
小さな村にある古い教会跡で、敷地内にはいくつかの ハイクロス(High Cross) が残されています。石灰岩で作られた十字架には聖書の物語が刻まれており、雨風にさらされながらも残っている姿にアイルランドの歴史を感じました。

観光時間は短めでしたが、アイルランドの信仰や文化を肌で感じられる場所でした。


Falls Hotel でランチ

お昼は Falls Hotel のレストランでランチタイム。
前菜はサラダ、メインは ベーコン&キャベツ、デザートはババロア。次の目的地モハーの断崖の予約時間があるとのことで、ゆっくりできなかったのが少し残念でしたが、どれも美味しくいただきました。

特にベーコン&キャベツはアイルランドの家庭料理の定番だそう。柔らかく煮込まれたベーコンと、ほんのり甘いキャベツの組み合わせは素朴ながら心に残る味でした。


世界遺産 モハーの断崖へ

13時頃、いよいよアイルランドを代表する絶景 モハーの断崖(Cliffs of Moher) に到着。
まずはビジターセンターに立ち寄り、その後は自由観光。1時間半後に再集合とのことです。

外に出ると小雨が降ったり止んだりの不安定な天気。それでも断崖を目指して階段を上っていくと、目の前に広がる 切り立った断崖絶壁が約8kmにわたり続く光景 に息をのみました。風がとても強く、体が押されそうになるほど。天候が変わりやすいので、防寒着とレインウェアは必須です。

映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のロケ地にもなったことでも有名で、まさに映画の世界に迷い込んだかのような迫力でした。

観光の最後には、再びビジターセンターへ戻りギフトショップをのぞきました。ここで私は アイルランド国旗のピンバッジ と、老舗チョコレートブランド 「Butlers(バトラーズ)」のチョコレート を購入。どちらも軽くて持ち帰りやすいお土産です。トイレもここで済ませて集合場所へ。

人の多さを見て、モハーの断崖が時間指定予約になっている理由に納得しました。混雑していても、断崖の迫力と美しさは変わらず圧巻でした。


ダブリン郊外のホテルへ

観光を終え、バスは首都ダブリン方面へ。途中のサービスエリアでトイレ休憩を兼ねて、夕飯用に 大きなスコーン を購入しました。本日はツアーの夕食が付いていないため、各自で用意します。

夕食のスコーン

約4時間の移動を経て、19時頃に宿泊先 「MALDRON HOTEL NEWLANDS CROSS」 に到着。
ホテルのすぐ近くにスーパーマーケット ALDI があったので、部屋に荷物を置いた後、エコバッグを持って買い出しへ。スコーンだけでは物足りないかもと思い、ヨーグルトを夕食用に購入。さらに、インスタントスープやチーズ、チョコレート はお土産として買い足しました。パッケージに「IRELAND」や「IRISH」と書かれているものはお土産にもぴったり。ここでの買い物は旅の終盤の楽しみのひとつです。

インスタントスープ

部屋に戻り、簡単な夕食をとってゆったりと過ごしました。翌日は観光最終日。6時30分から朝食、7時45分出発とのことなので、就寝前に翌日の自由時間の計画を立てました。


この日のまとめ

  • バレン高原で古代の巨石墓「巨人のテーブル」を見学
  • キルフェノーラ大聖堂でハイクロスの歴史に触れる
  • ランチはアイルランドの伝統料理「ベーコン&キャベツ」
  • 世界遺産 モハーの断崖 の圧倒的スケールを体感
  • ダブリン郊外のホテルで自由に夕食とお土産探しを楽しむ

アイルランド西海岸の雄大な自然と歴史、そして地元の味を存分に味わえた一日でした。ツアーの効率の良さと、自由時間をうまく使う楽しさを再確認できる日でもありました。

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