今年2月、タンザニアへ
2025年2月、阪急交通社のツアー「LE308Y」に参加して、憧れのタンザニアを訪れました。セレンゲティやンゴロンゴロといったサファリの聖地をめぐる、8日間の大冒険。その旅行記を、1日ごとにまとめていきたいと思います。
ツアーを選んだ理由
今回のタンザニア旅行は、旅友に誘われたことがきっかけでした。
正直に言うと「行ってみたいけれど、自分ひとりではなかなか行かないだろうな」と思っていた国。それがタンザニアです。
私の背中を押してくれたのは、あの人気番組「水曜どうでしょう」。セレンゲティやンゴロンゴロを訪れているのを見て、「広大なサバンナを自分の目で見てみたい」と憧れがふくらんでいました。そんな時に旅友から「一緒に行かない?」と声をかけてもらい、「これはチャンスだ!」と思って参加を決めました。
出発前の準備
アフリカ旅行というと「予防接種が必要なのかな?」と身構えていましたが、今回のツアーは予防接種は不要。その代わりに、ビザ申請が必須でした。旅行会社が代行してくれるのですが、私は大失敗をしてしまいます。
必要書類を送らなければならなかったのに、すっかり忘れていたのです。旅行会社から「まだ届いていませんよ」と電話をもらって初めて気づきました。しかも、書類自体も捨ててしまっていて…(汗)。再度送ってもらい、慌てて記入して返送しました。
実はこの時期、タンザニア以外にも「行きたいツアー」にいくつか申し込んでいました。そして最終的にタンザニアに決めたので、他をキャンセルしたのですが、その時に誤って必要書類も一緒に処分してしまったようです。出発前から冷や汗ものでした。
荷物は“機内持ち込みだけ”
サファリがメインということで、服装はアウトドアウェア中心。しかも連泊が多いので「途中で洗濯する」前提にして、極力コンパクトにまとめました。
結局、荷物は機内持ち込みのスーツケースとリュックだけ。乗り継ぎが多い旅程だったので、預け荷物がロストバゲージになるのが怖かったのです。「手荷物だけで行けるなら、その方が精神的に楽!」と割り切りました。
結果として、荷物の少なさにツアーの参加者や添乗員さんから驚かれるほど(笑)。でも私は、身軽に動ける方が安心感がありました。
荷物の工夫と旅立ち前の気持ち
今回の旅は、いつもの海外旅行とはまったく違う特別な気持ちで臨みました。ヨーロッパやアジアの都市をめぐる旅と違って、アフリカは「未知の大地」。治安や衛生面の不安もあり、「本当に大丈夫かな?」と心配になる瞬間も正直ありました。けれど、それ以上に「行ってみたい」という気持ちが強かったのです。旅友と一緒に行ける安心感もあり、「思い切って踏み出してみよう」と覚悟を決めました。
荷物を機内持ち込みだけにしたのも、自分なりの安心対策のひとつでした。着替えは速乾性のあるTシャツとパンツを数枚、重ね着できる長袖を1枚、薄手のダウンを1枚。色もなるべく合わせやすいように、ベージュやカーキを中心に揃えました。靴はスニーカー1足だけ。「本当にこれだけで足りるの?」と周囲には驚かれましたが、現地で洗濯をすれば充分。むしろ荷物が少ない分、移動や乗り継ぎが楽で、旅のストレスをぐっと減らすことができました。
また、参加者の多くは大きなスーツケースを預けていて、荷物待ちの時間がかかっていました。そんな中、私はすぐに入国審査へ進めたので「やっぱり機内持ち込みだけにしてよかった!」と実感しました。添乗員さんにも「ここまで軽量化できる人は珍しいですよ」と笑われたのですが、自分にとってはそれが一番の安心材料だったのです。
そしていよいよ出発当日。空港で旅友と合流した時には「本当に行くんだね」と笑い合いながらも、心の中はドキドキでいっぱい。長いフライトを経て、初めてアフリカ大陸に足を踏み入れる瞬間を想像すると、胸が高鳴りました。どんな動物たちに出会えるのか、どんな景色が待っているのか。旅の始まりを前に、これまで感じたことのない高揚感と少しの不安が入り混じる、そんな忘れられないプロローグになりました。
虫対策と日焼け対策は必須
サファリ旅行で気になるのは虫対策。私は肌に直接スプレーするタイプが苦手なので、洋服に貼るシール型の虫よけを準備しました。さらに、宿泊施設の部屋用に虫駆除スプレーも持参。
加えて、日差しがとても強いので日焼け止め・サングラス・帽子は必需品。これらは毎日大活躍しました。
気をつけたこと:プラスチック袋禁止
タンザニアに入国する際、プラスチック袋の持ち込みは禁止されています。これは環境保護のためで、もし持ち込んで見つかると没収や罰金の対象になることもあるそうです。
ただし、飛行機内での液体物を入れるジップロックは例外的にOK。私は普段からジップロックを愛用しているので、その点は問題なくクリアできました。
これから始まるサファリの旅へ
うして少しバタバタしながらも、出発準備を終えた私。
私が訪れたのは2月。タンザニアでは雨季と乾季があり、この時期は比較的動物の姿を見やすい時期でもあります。朝晩の冷え込みと昼間の強い日差しの寒暖差に驚きつつも、「これが本物のアフリカの自然なんだ」と実感する旅の始まりでした。
次回からは、1日ごとの旅行記として、タンザニアでの体験をお届けしていきます。
👉 次回は「1日目|日本出発〜長い空の旅」へ続きます。
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