砂漠から海へ。風と霧の一日
朝7時30分、ホテルロビーで現地ガイドさんと合流しました。
ナミビアの赤い砂の世界から一転、ここは南アフリカ・ケープタウン。
今日はケープ半島を一日かけて巡る観光です。
まず向かったのは、テーブルマウンテン。
霧に包まれたテーブルマウンテン
ケーブルカー乗り場に到着し、見上げた瞬間、少し不安になりました。
山頂は霧に隠れて、まったく見えません。

事前に調べていたとき、
「風や霧で運休することがある」と知っていました。
せっかくここまで来て、もし登れなかったら…。
覚悟しながら待っていると、運行は継続とのこと。
ほっと胸をなでおろしました。
ケーブルカーは360度回転式。
ゆっくりと回りながら高度を上げていきます。

下に広がる街並み、海、そして霧。
わくわくと同時に、少しだけ不安。
そして山頂へ。
……何も見えませんでした。
視界は真っ白。
霧と小雨、そして冷たい風。

気温も低く、体感温度はかなり寒い。
ガイドさんの説明を聞いた後、自由時間になりましたが、
正直、散策する余裕はありませんでした。
寒さに耐えきれず、早々にギフトショップへ避難。
晴れていればきっと絶景だったのだろうと思いつつ、
「これも旅の一部」と自分に言い聞かせます。
自然相手の観光は、思い通りにいかないこともある。
それでも、運休せずに登れただけでも幸運だったのかもしれません。
喜望峰へ
下山後、バスで喜望峰へ向かいます。
到着すると、想像以上の人、人、人。
有名な看板の前で写真を撮るのも一苦労です。

順番を待ち、急いでシャッターを切る。
ここがかつて“世界の果て”と呼ばれた場所。
歴史の教科書で見た地名が、今目の前にあります。
ケープポイントと断崖絶壁
次に向かったのはケープポイント。
ケーブルカーで上へ。
そこからさらに灯台を目指して階段を登ります。

風がとにかく強い。
体が少し揺れるほどの風圧。
帽子が飛ばされそうになります。
でも、灯台のある高台に立ったときの景色は、本当に美しかった。
断崖絶壁の向こうに広がる海。
どこまでも続く水平線。

荒々しくも壮大な自然。
砂漠とはまた違う、“海の迫力”を感じました。
シーフードランチ
午前の観光を終え、レストランへ。
海に近いこともあり、シーフードをいただきました。



新鮮で、素材の味がしっかりしている。
ナミビアではあまり海の幸を意識しませんでしたが、
ここケープタウンでは海の存在を強く感じます。
少し疲れが出始めていましたが、美味しい食事で元気を取り戻しました。
ボルダーズビーチのペンギン
午後はボルダーズビーチへ。
アフリカでペンギン?
最初は少し不思議な気持ちでした。
木道を進むと、岩の上や砂浜にちょこんと立つペンギンたち。
よちよち歩く姿が、とにかく可愛い。

あいにくの雨でしたが、それでも十分に楽しめました。
自由時間にはおみやげ物店を見て回ります。
旅も後半。
そろそろお土産のことを真剣に考えなければなりません。
V&Aウォーターフロント
この後は、ウォーターフロントにある
「ビクトリア&アルフレッド(V&A)・ウォーターフロント」へ。
広大なショッピングモールとレストラン、港の景色が広がるエリアです。
ここで自由行動。
まずはお土産探し。
ショッピングモール内のスーパーマーケットで、
ルイボスティーとコーヒー豆を購入。
南アフリカといえばルイボスティー。
軽くてかさばらないので、お土産に最適です。
会社用にはチョコレート専門店で板チョコを購入。
これでお土産の心配は終わり。
ほっとしました。
自由時間には各自夕食を取ることになっていましたが、
昼食がしっかりしていたため、あまりお腹が空いていません。
結局、ウィンドウショッピングをしながら時間を過ごしました。
ただ、このショッピングモール、とにかく広い。
方向感覚に自信がない私は、少し不安に。
「集合時間に間に合わなかったらどうしよう」
何度もフロアマップを確認しました。
ケープタウンの夜景
ショッピングの後は、ケープタウンの夜景観賞。

日中とは違う、落ち着いた街の表情。
ただ、写真は見事にブレブレでした。
夜景撮影は難しい。
きれいな景色を前にしても、思うように撮れないもどかしさ。
でも、写真よりも大切なのは、自分の目で見た記憶。
そう思うことにします。
治安への不安
正直に言えば、ケープタウンの治安については事前に少し不安がありました。
「南アフリカは危ない」という情報も目にしていました。
でも、現地ガイドさんと添乗員さんがしっかりと案内してくださり、
無事に観光を終えることができました。
旅は、自分一人ではなく、
支えてくれる人たちがいてこそ成り立つもの。
改めて感謝の気持ちが湧いてきました。
ホテルへ戻ると、すっかり疲れが出ていました。
シャワーを浴び、ベッドに横になると、
砂漠の赤、海の青、霧の白が頭の中に浮かびます。
砂漠から海へ。
同じアフリカでも、こんなにも景色が違う。
その多様さに驚きながら、静かに目を閉じました。
明日も、早朝出発です。


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