4|【3日目】青の洞門と静寂の古都イムディーナとラバト

ツアー旅行体験談

――自然、古代、そして静けさに出会う一日

前日の移動と観光の疲れもあり、この日は早めに就寝しました。
そのおかげで、朝はすっきりと目覚めることができ、体も心も軽い状態で3日目を迎えることができました。

朝食は、一人参加の4人で同じテーブルに集まりました。
会話が弾みすぎて、気づけば写真を撮るのをすっかり忘れてしまうほど。
こうして自然に話せる仲間ができるのも、ツアー旅行の良さだと改めて感じます。

このホテルの朝食では、朝からシャンパンのサービスがあり、
周りを見渡すと、グラスを手に楽しそうに過ごしている方もたくさんいました。
「朝からシャンパンなんて、旅ならではだね」と笑いながら、ゆったりとした時間を過ごしました。


冬のブルーグロット|期待していなかったからこその感動

9時、ホテルを出発し、最初の目的地である
青の洞門(ブルーグロット)へ向かいます。

冬は運休が多い青の洞門。この日はラッキーにもボートが出ることに。

実は、冬のブルーグロットは、
天候や波の影響でボートが運休になる確率が高いことで知られています。
そのため、正直なところ、私はあまり期待せずに向かっていました。

ところが現地に到着すると、
「今日はボートが出ます」という案内が。

思わず「えっ、本当?」と声が出てしまうほど嬉しく、
ラッキーという言葉しか思い浮かびませんでした。

ただし、実際にボートに乗ってみると、
波は思っていた以上に高く、小さなボートは大きく揺れます。
正直、かなり怖かったです。

必死に手すりにつかまり、
「落ちないで、落ちないで」と心の中で念じながら耐えていました。
そのため、写真はほんの数枚しか撮れませんでした。

波が高く、正直かなり怖かったですが、海の青さは忘れられない美しさでした。

それでも、海の色は本当に美しく、
光を受けて変化する青のグラデーションは、言葉では言い表せないほど。
揺れの恐怖を差し引いても、「見られてよかった」と思える景色でした。


ハジャーイム神殿|マルタの印象が変わった瞬間

次に向かったのは、ハジャーイム神殿
旅行前の私は、マルタといえば
「キリスト教の歴史が色濃く残る国」というイメージが強く、
ここまで多くの巨石神殿が存在するとは、正直思っていませんでした。

マルタにこんなに古い巨石神殿があるとは、来るまで知りませんでした。

神殿に入る前には、小さな博物館があり、
そこで目にしたのが「マルタのヴィーナス」と呼ばれる像です。

丸みを帯びた「マルタのヴィーナス」。どこか縄文時代の土偶を思い出しました。

丸みを帯びたフォルムを見て、
私はなぜか、日本の縄文時代の土偶を連想しました。
遠く離れた国なのに、人類が同じような形に美しさや意味を見出していたのかと思うと、
不思議な親近感を覚えます。

ハジャーイム神殿自体は、テントで覆われていて、
天候の影響を受けにくく、見学しやすい環境が整えられていました。

文字が残されていないからこそ、
「ここで何が行われていたのだろう」
「どんな人たちが、この場所に集っていたのだろう」
と、想像力が自然と掻き立てられます。

説明を聞きながら歩いているうちに、
マルタという国が持つ歴史の奥深さを、少しだけ理解できた気がしました。


マルサシュロック|港町の日曜日

続いて訪れたのは、港町マルサシュロック
ここは、マルタらしい風景を楽しめる場所として知られています。

カラフルな伝統漁船「ルッツ」が並ぶ、マルタらしい港町マルサシュロック。

昼食は、レストラン「PISCES」でいただきました。
メニューは、

  • アリオッタ(マルタの伝統的なフィッシュスープ)
  • エビ・タコ・ムール貝・アサリの包み蒸し
  • チョコレートケーキ

海の幸をたっぷり使った料理は、どれも美味しく、
特にアリオッタは、体に染みわたるような優しい味でした。

食後は自由時間があり、港町を散策。
この日は日曜日だったため、サンデーマーケットが開催されていました。

レース製品やお菓子、はちみつなど、
マルタらしいお土産が並び、見ているだけでも楽しい雰囲気です。

港には、マルタの伝統的なカラフルな漁船
「ルッツ」が並び、写真を撮る人の姿も多く見られました。
絵に描いたような港町の風景に、思わず見入ってしまいます。


静寂の古都イムディーナへ

次に向かったのは、イムディーナ
「静寂の古都」と呼ばれるこの場所は、
それまで訪れた場所とは、まったく違う空気をまとっていました。

「静寂の古都」と呼ばれるイムディーナ。門をくぐった瞬間、空気が変わりました。

メインゲートをくぐり、
聖パウロ大聖堂の外観を見学。
その後、街の中へと足を踏み入れます。

細い路地、石造りの建物、
観光客の声が吸い込まれていくような静けさ。
私はこの路地の雰囲気がとても気に入りました。

細い路地と石造りの建物。
歩くだけで心が落ち着く、不思議な街でした。

城壁の上から眺める景色も美しく、
遠くまで見渡せる眺望に、しばらく立ち尽くしてしまいました。

城壁の上から見渡すマルタの景色。

イムディーナは、
映画『進撃の巨人』の実写版のロケ地にもなった場所。
そう聞くと、どこか非現実的な雰囲気にも納得がいきます。


小さな町ラバトを歩く

イムディーナのすぐ隣にある町、ラバトにも立ち寄りました。
規模は小さく、観光地というよりも、生活の匂いが残る町。

観光地というより、暮らしが残る町ラバト。素朴な雰囲気が印象的でした。

この日の観光は、ここで終了となりました。


旅の終わりは、日常に近い時間で

17時頃、ホテルに到着。
少し休んだあと、ホテルから徒歩約20分の
「アルカディア」というスーパーマーケットへ行ってみました。

この日は特に買い物はせず、
「どんなお土産がありそうか」を見るだけの下見。
こういう時間も、旅の楽しみのひとつです。

その後、ベイ・ストリート・ショッピング・コンプレックスへ移動し、
夕食にラザニアとカフェラテをいただきました。
お店の名前は残念ながら忘れてしまいましたが、
歩き疲れた体にはちょうどいい、落ち着いた食事でした。

観光後はショッピングモールで軽めの夕食。歩き疲れた体にちょうどよい時間でした。

ホテルに戻ったあとは、この日もゆっくり過ごし、早めに就寝。

自然の迫力、古代の神秘、静かな街並み。
マルタという国の多面性を感じた、忘れられない3日目でした。

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