【9】8日目・9日目:トルクメンバシ~アシュガバード市内観光~帰国

ツアー旅行体験談

ヤンギ・カラの余韻を胸に、旅はアシュガバードへ。
名馬アハルテケとの出会い、真夜中の出国、そして北京を経て羽田へ──
中央アジアの旅もいよいよ最終章です。

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■ カスピ海の朝散歩からスタート

早朝、ホテルの周辺を希望者だけで散歩することにしました。
トルクメンバシの港のすぐそばに位置するホテルは、カスピ海に面しており、海からの風が心地よい静かな朝でした。青い海と白い建物のコントラストが美しく、散歩をしているだけで「旅の最終盤に来たんだな」としみじみ感じました。

散歩を終えたあと、ホテル内のレストランでセットメニューの朝食をいただきました。シンプルながら温かい料理が並び、長距離移動が続いた体に染み渡ります。

9時30分、ホテルを出発してトルクメンバシの空港へ向かいます。その途中、トルクメンバシの共同墓地に立ち寄ることになりました。

第二次世界大戦後、抑留され建設に従事した日本人捕虜の慰霊碑。
平和の尊さを思う瞬間。

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■ 共同墓地で、日本人捕虜への慰霊碑に手を合わせる

空港手前にある共同墓地には、第二次世界大戦後に抑留された日本人捕虜たちの慰霊碑が建てられています。
戦後、日本への帰還が叶わず、この地で亡くなられた方々が眠っている場所です。

まっすぐに立つ石碑の前に立つと、胸がぎゅっと締めつけられるようで、ただ静かに手を合わせることしかできませんでした。
海外の地で日本人にゆかりのある場所を訪れると、その重さを改めて感じます。平和を願う気持ちが強くなりました。

参拝を終え、空港へ向かいます。

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■ 国内線でアシュガバードへ戻る

空港到着後、チェックイン手続きを済ませ、12時10分発のトルクメニスタン航空 T5-244便に搭乗。
飛行時間は約1時間、機内食はありませんでした。

13時過ぎ、アシュガバードに戻ってきました。
白い建物が立ち並ぶ街並みを見ると、「帰ってきた」と思うほど、アシュガバードには独特の安心感があります。

空港からは市内のレストラン「アシュガバード(Ashgabat)」へ直行。
子どもたちが大勢集まり、現地の女の子の“7歳の誕生日パーティー”の真っ最中で、店内はとてもにぎやかでした。

ランチのメニューは、

  • 野菜スープ
  • サラダ
  • 鶏肉とクスクス
  • チーズケーキ

とバランス良く、旅の後半でも食べやすい料理でした。

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■ 名馬アハルテケと触れ合える「アシュガバード競馬場」

ランチ後はアシュガバード市内観光へ。

最初に訪れたのはアシュガバード競馬場
ここにはトルクメニスタン原産の馬「アハルテケ」が飼育されています。

アハルテケは“黄金の馬”とも呼ばれる名馬で、光を受けると毛並みがまるで金属のように輝きます。
私は馬が大好きで、若いころに乗馬を習っていたこともあり、久しぶりの馬との触れ合いに胸が高鳴りました。

すらりと伸びた脚、艶々の毛、整った顔立ち──
「こんなに美しい馬がいるんだ」と見惚れてしまうほど印象的でした。

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■ 中立記念の塔でフォトストップ

次に向かったのは中立記念の塔(Monument of Neutrality)
1990年代に建設された巨大な塔で、トルクメニスタンの「永世中立国」としての姿勢を象徴するモニュメントです。

アシュガバードの象徴「中立記念の塔」。白と金の配色が美しい巨大モニュメント。

塔の下で写真ストップをし、ガイドさんから歴史背景を聞きながら外観を見学しました。
白と金を基調としたデザインは遠くからでも存在感があり、アシュガバードらしい壮大な建造物のひとつです。

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■ 世界最大の屋内観覧車「ALEM」

市内観光の最後は、ALEM(アレム)文化娯楽センターの屋内観覧車へ。
「世界最大の屋内観覧車」としてギネス認定されているそうですが、訪れたときはほとんど人がおらず、貸し切り状態でした。

世界最大の屋内観覧車「ALEM」
人がほとんどおらず貸し切り状態でした

観覧車自体はそれほど高くはありませんが、アシュガバード市内を見渡すことができ、白い大理石の建物が立ち並ぶ異国感あふれる景色を楽しめました。

観覧車を降りてホテルへ。

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■ 再び「HOTEL YYLDYZ」へチェックイン

アシュガバードでの最後の宿泊は、出発前にも利用したHOTEL YYLDYZ
重厚な外観と華やかなロビー、広く快適な部屋は何度利用しても心が躍ります。

夕食までは各自部屋で休憩。
19時、ホテル18階にあるレストランで最後のディナーです。

この日のメニューは、

  • サラダ
  • かぼちゃのスープ
  • 川すずきのホワイトソース
  • パンナコッタ

高層階からアシュガバードの夜景を眺めながらの食事は、旅の締めくくりにふさわしい落ち着いた時間でした。

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■ 深夜の出国手続き

出発の集合は深夜0時30分。
名残惜しさを感じながらホテルを後にし、20分ほどで空港へ到着しました。

ガイドさんとはここでお別れです。
ハグをして感謝を伝え、見送りました。
旅の間ずっと寄り添ってサポートしてくれたガイドさんとの別れは、毎回少し胸が熱くなります。

その後、セキュリティチェック、出国審査を済ませゲートへ向かいます。
空港内のお土産店で、旅友とお揃いのトルクメニスタン国旗のTシャツを購入。
旅の記念にぴったりのアイテムでした。

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■ 北京経由で羽田へ

3時35分、トルクメニスタン航空 TK-605便で北京へ出発。
席は空席が多く、横になれるほど余裕がありました。

北京までの飛行時間は約5時間45分。
離陸約1時間後に機内食、着陸2時間前に軽食が提供されました。

12時20分、北京首都国際空港(ターミナル2)に到着。
入国審査を済ませ、旅行会社のバスでターミナル3へ移動し、日本航空のカウンターでチェックイン。

ツアーで仲良くなったご夫婦がJALのステータスを持っており、プライオリティチェックインラウンジに誘ってくださりました。
少しの時間でしたがラウンジで過ごすことができ、旅のラストに贅沢な時間を味わえました。

16時20分、日本航空 JL022便にて帰国の途へ。
飛行時間は約3時間30分。
機内食を1回いただき、いよいよ日本へ。

定刻より少し早く20時50分、羽田空港に到着しました。
スーツケースを受け取りながら、ツアーの皆さんと挨拶を交わし、それぞれ帰路につきました。

こうして、9日間にわたるトルクメニスタンの旅は幕を閉じました。

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