― JALで北京へ、長い移動の始まり ―
2024年5月18日、いよいよトルクメニスタンへの旅が始まりました。
集合場所は 羽田空港第3ターミナル。集合時間は14時40分。
早めに到着してターミナル内を歩いてみると、いつもの旅行前の高揚感に加えて、「この先は未知の国が待っている」という特別な緊張感も感じました。
今回の旅は添乗員同行ツアーのため、まずは旅行会社のカウンターで参加手続きを済ませます。パスポートやEチケット控えを確認してもらい、ツアー参加者の名簿チェックを受けると、いよいよ現実味が増してきました。
■ JALチェックインは長蛇の列。旅友との再会
手続き後は、旅行会社の係員さんに誘導されながら JALチェックインカウンターへ移動。
時間帯の影響もあってか、カウンター前はかなりの混雑。“長蛇の列”という言葉がぴったりの状況でした。添乗員同行ツアーでは、ここを自分で迷わず進めるのがありがたいポイントです。
並んでいると、今回一緒に旅をする友人と久しぶりに再会。
コロナ明けに参加したアフリカ旅行で出会った旅友で、彼女が今回のトルクメニスタン行きを誘ってくれた張本人。
「やっとこの旅が始まるね」「大変だったけどビザも無事間に合ってよかったね」と小声で話しながら、列が進むのを待ちます。
スーツケースを預け、搭乗券を受け取り、ようやくチェックイン完了。搭乗までの残り時間は、出国手続きと機内持ち込み手荷物検査を通過して、ゆっくり休むことにしました。
■ JL025便で北京へ。機内食は1回サービス
搭乗するのは 日本航空 JL025便(16:40発)。
定刻どおりにゲートが開き、順番に機内へ。席に座り、トルクメニスタンに向けた長い旅のスタートに心が引き締まります。飛行時間は約 4時間05分。
離陸して約1時間後、機内では食事のサービスが始まりました。
普段よりも胃の調子を整えたいので軽めにしようか迷いましたが、香りにつられてしっかり完食。こうしているうちに、気付けば外の景色は夕暮れから夜景へと変わっていきました。

飛行機は順調に飛行し、予定より30分ほど早い 19:15頃に北京首都国際空港へ到着。
「早く着いた!」と喜びつつも、ここからが本番でした。
■ 臨時外国人入境手続きで思わぬ足止め。薄暗い場所での記入に苦戦
北京到着後、まず行うべきは 臨時外国人入境申請(Temporary Entry Permit) の手続きです。
通常の動線とは別に、私たちツアー客だけがまとめて係員に誘導され、入国審査場とは離れたスペースへと案内されました。
ところがその場所は、照明がほとんどついておらず、薄暗い中で書類を記入しなければならない状況。
テーブル代わりに設置されたカウンターも狭く、書類に必要事項を書き込むだけで予想以上に時間がかかりました。
照明が暗いため、パスポート番号や住所欄を読み間違えそうになり、ペンを持つ手元も見えにくいほど。
「本当にここで書くの?」とツアー参加者同士で苦笑いしながら、ひとつひとつ記入していきました。
私たちのグループしかいないにも関わらず、
別室への移動 → 書類記入 → 再度移動 → 入国審査
という流れになったため、結果的に手続きは長引き、荷物受け取りの時間が予定より大幅に遅れてしまいました。
入国審査を終えた頃には、すっかり夜。ようやくターンテーブルで荷物を受け取り、出口へ急ぎます。
■ 現地ガイドと合流して市内へ。まずは遅めの夕食
出口付近で、今回のツアーを担当する現地ガイドさんと無事に合流。
参加者が全員揃ったところで、専用バスに乗り込み、北京市内のレストランへ向かいます。
この日の夕食は 「天賜荘園」。
すでに夜も遅い時間でしたが、広い円卓に次々と料理が並び、疲れた身体にしみわたる食事となりました。


提供された料理は品数が非常に多く、次のような豪華なラインナップでした。
- もち米蓮根
- アイスバーグレタスのサラダ
- ゆばときのこ
- 中華クラゲ
- 牛すじ
- ブルーベリーとヤムイモ
- 北京ダック
- 揚州風カニ入り団子
- 揚げ肉団子
- 豚肉の衣揚げ
- いしびらめの醤油煮
- 海老の炒め物
- ナマコと豆腐
- エリンギと牛肉の炒め物
- 広東風カイラン(中国ブロッコリー)
- 青菜の炒め物
- きのこのスープ
- 北京風黄えんどうまめの羊羹
- 炒飯
- フルーツ
メニューの豊富さに驚きながらも、どれも日本人の口に合う優しい味付けで、初日の疲れが少しずつほどけていくのを感じました。
■ 今夜の宿泊は「北京国都大飯店」
夕食後は、専用バスで本日の宿泊先 「北京国都大飯店(CITIC Hotel Beijing Airport)」 へ。
空港近くのホテルで、トランジット利用の旅行者も多いようです。
チェックインはスムーズで、部屋も広く快適。日本のビジネスホテルよりゆったりとした造りで、バスタブもあり、長時間の移動で固くなった身体を休めるには十分な設備でした。
翌日は、いよいよトルクメニスタンの首都アシガバードへ向かう日。
北京滞在は実質的に「経由地」ですが、この時点で旅の緊張感と期待が少しずつ高まってきました。
■ 1日目を終えて:移動の長さと、旅仲間の心強さ
羽田から北京までの移動は比較的短いフライトではあるものの、入国手続きの混雑や夕食時間の遅さなど、思っていた以上に体力を使う一日でした。
それでも、久しぶりの旅友との再会、ガイドさんやツアー仲間と顔を合わせたことで、「これから始まる9日間の旅を楽しもう」という気持ちが自然と湧いてきます。
明日はついに、長年夢見たトルクメニスタンの大地へ。
白い大理石の街・アシガバードの第一印象や、現地の空気を味わう最初の本番の日です。


コメント