はじめに|“荷物が少ないと旅がもっと自由になる”
「旅=荷物が多くなるもの」と思っていた昔の私。
けれど、旅の回数を重ねるうちに実感したのは、「必要なものって、思っているよりずっと少ない」ということでした。
限られたスペースと時間の中で、本当に必要なものだけを選ぶという行為は、自分の価値観を見つめ直す機会にもなります。
私はいわゆる“ミニマリスト”ではありませんが、「身軽に旅をすること」が私なりの旅の心地よさのひとつになりました。
今回は、そんな私の旅支度と持ち物の選び方をご紹介します。
これだけは欠かせない!旅の必携アイテム
小さな斜めがけバッグ(パスポート・スマホ・財布用)
旅先で絶対に失くしたくないものといえば、パスポート・スマホ・財布。
この3つを常に身につけておけるのが、小さな斜めがけバッグ。
機内でも、トイレに立つときでも、これだけは必ず肩から外さずに持ち歩いています。
大きなバッグが持ち込めない美術館やスーパーなどでも、このサイズのバッグが大活躍。
旅中はこのバッグがまるで“お守り”のように感じられ、心の安心感にもつながっています。
コンパクトにたためるエコバッグ
旅先のスーパーや市場に立ち寄るのが私の楽しみのひとつ。
そんな時に欠かせないのが、軽くて小さく折りたためるエコバッグです。
現地のお菓子やお土産を見つけたとき、ふと雑貨を購入したくなったとき――バッグの隅に入れておいたエコバッグがあれば、スマートに対応できます。
旅先で見つけた可愛いデザインのものを買って、使うたびにその国を思い出す…そんな楽しみ方もしています。
パッキングキューブ&洗濯グッズ
スーツケースやバッグの中がごちゃつくと、旅先で探し物ばかりになってしまう…という経験はありませんか?
私はそれを防ぐために、パッキングキューブを用途別に使い分けています。
トップス・ボトムス・下着・ガジェット類…と分けておくと、朝の準備がとてもスムーズ。
さらに、折りたたみハンガーや洗濯ロープといった簡単な洗濯グッズを持参すれば、衣類の枚数も減らせて身軽になります。
モバイルバッテリー&変換プラグ
スマホは、地図・翻訳・カメラ・チケット管理…と、まさに旅の命綱。
だからこそ、モバイルバッテリーは忘れたくない必需品です。
また、海外では国によってコンセントの形や電圧が異なります。
私はマルチタイプの変換プラグを1つ持っていくことで、どの国でも安心して充電できるようにしています。
Kindleや旅ノートで“自分だけの時間”を
紙の本はかさばるので、電子書籍リーダー(Kindle)を使って旅読書を楽しんでいます。
移動中や飛行機内でも快適に読書できて、気分転換にもぴったり。
また、旅ノートは私にとって欠かせない癒しのアイテム。
その日の出来事や、ふと思ったこと、感じた風や匂いまで、ノートに書き留めることで記憶が色濃く残ります。
何年後かに読み返すのも、小さな楽しみです。
旅を重ねて“持たなくなった”もの
旅に慣れるにつれ、「最初は必要だと思っていたけど、意外となくても困らなかった」という持ち物が増えていきました。
- ヘアアイロンやコテ → 旅先では自然体の髪でOKと思えるように
- 服の数 → 洗える服を数着持っていれば十分
- 分厚いガイドブック → 情報はスマホにPDF保存やGoogleマップでOK
旅先では、「使うかどうかわからない物」よりも、「絶対に使う物」に絞る方がストレスフリーです。
私の旅の持ち物の“選び方の軸”
旅グッズを選ぶときは、次の3つを意識しています:
- 軽くて多用途なものを選ぶ
→ たとえば、ストールは防寒・日よけ・機内でのブランケットにも使えます。 - 「使うかも?」より「絶対に使う」基準で選ぶ
→ 迷ったら置いていく。それでも困らなかったことがほとんどです。 - 不安を感じない範囲で減らす
→ 持ちすぎず、かといって心配しすぎない。その“ちょうどよさ”を探るのが、旅の支度の醍醐味でもあります。
まとめ|持ち物を減らすほど、心が軽くなる旅へ
荷物を少なくすると、移動はラクになるし、旅先での動きもスムーズ。
何より、「持ち物に振り回されず、旅そのものに集中できる」という実感があります。
もちろん、最初は不安もあるかもしれません。
でも、「これはなくても大丈夫だった」と気づいていく過程こそが、旅の経験値を上げてくれるのだと思います。
これからも私は、「自分にとって本当に必要なものってなんだろう?」と考えながら、より身軽で自由な旅を楽しんでいきたいです。
コメント