旅を続けたいからお金を貯める。私のFIREマインドと習慣

FIREと旅する暮らし

はじめに 〜旅が私にくれたもの〜

私はこれまでに世界46カ国を訪れてきました。
広大な自然、歴史を感じる建造物、あたたかな人々との出会い。旅先で得た体験は、どれも人生の宝物です。

「こんな時間を、これからもずっと続けていけたらいいな」
そう願ったとき、私の前に立ちはだかったのは “お金” と “時間” の壁でした。

もっと旅をしたい。でも、今の働き方や生活スタイルでは限界がある。
そんな悩みを抱えていた私が出会ったのが「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という考え方でした。

現在の私は、会社員として働きながらも、副業と投資による収入で生活費の一部をまかなう「バリスタFIRE」の状態。
これからは、もっと自分らしい働き方を実現するために「サイドFIRE」を目指しています。


老後じゃなく“今”を楽しむために、FIREを目指す

FIREを意識するようになったのは、「健康なうちに、後悔のない旅をたくさんしたい」と思ったのがきっかけです。

「定年後にゆっくり世界を見て回るのもいいな」
そう思っていた時期もありましたが、ふと気づいたのです。

“いつか”は、永遠に来ないかもしれない。

元気で自由に動ける今こそ、自分が本当に望むことに時間を使いたい。
旅は、今だからこそ感じられる感動がある。そう確信した私は、“老後の楽しみ”を“今”に前倒しすることに決めました。


旅のために、家計を見直す

「旅を続けたい」その想いを現実にするには、まずお金の管理から。
私はまず、毎月の支出を見直すことから始めました。家計簿をつけ、固定費を削り、無駄な出費をチェック。

特に効果的だったのが、旅行積立の活用です。
給料から天引きすることで、自然と旅の資金が貯まる仕組み。気づけば次の旅に必要な資金が用意されていて、旅行の計画も立てやすくなりました。

さらに、投資やお金の勉強もスタート。
時間を味方にすることで、将来の選択肢を増やすことができる——この考え方に大きな希望を感じました。


節約と「使う」バランス感覚

節約生活=つらい、がまんばかり——そう思われがちですが、私の中では少し違います。
旅に出たときは、しっかりお金を使います。

その土地ならではの料理を楽しんだり、美術館や世界遺産を巡ったり。
“ここでしかできない体験”にお金を使うことで、旅は何倍も豊かで記憶に残るものになるのです。

私にとって、旅は「人生のごほうび」ではなく「人生の一部」
だからこそ、メリハリをつけて日常では節約し、旅先では思い切り楽しむようにしています。


健康と心のケアも、未来への投資

FIREを目指すうえで、もうひとつ大切にしているのが「健康」と「心の安定」です。

私は週に数回、ダイエットキックボクシングに通って運動不足を解消。
楽しみながら体を動かすことで、自然と生活リズムも整ってきました。

また、ジャーナリングという習慣も続けています。
朝と夜、数分だけでも自分の気持ちや小さな目標を書き出すことで、心が落ち着き、やるべきことが明確になります。

健康な体と前向きな心があれば、どこに行っても旅を楽しめる。
それはお金以上に大切な“旅の準備”だと感じています。


少しずつ描いていく、理想の未来

現在はまだ会社員ですが、2025年中にはサイドFIREを達成することを目標に動いています。
ブログの収益化、副業の拡充、そして投資による資産形成。すべてが“旅を続ける人生”につながっています。

いずれは、時間にも場所にも縛られない生き方を実現したい。
そして、自分らしいペースで、世界をもっと深く旅していきたい。
そんな未来を思い描きながら、今日も少しずつ歩みを進めています。


おわりに 〜FIREで選ぶ、自分らしい旅のカタチ〜

FIREと聞くと、つらい節約や我慢のイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも、私が目指すFIREは、「自分にとって本当に大切なことにお金と時間を使える暮らし」です。

私にとってそれは、「旅を続けること」。

FIREという考え方は、ただの経済的戦略ではなく、自分の人生を自分でデザインするための“地図”のようなもの。
時間もお金も、限りがあるからこそ、どう使うかを考えることに意味があると思っています。

これからも、旅をしながら、FIREを楽しみながら、自分の人生を少しずつ豊かに描いていきたいと思います。

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