旅に出られない日々の楽しみ方5選|おうちで世界を感じる方法

FIREと旅する暮らし

はじめに|旅に行けないときも、旅心は止まらない

ふとした瞬間に、「旅に出たいな」と思うことがあります。
でも現実には、いつでも自由に旅に出られるわけではありません。

仕事が忙しい時期や、まとまった休みが取れないとき。予算の都合や、体調や家族の事情、天候など――旅を諦めざるを得ない理由はたくさんあります。

私もこれまでに46カ国を訪れてきましたが、「次はどこに行こう?」と考えながらも、しばらく旅に出られない時期も何度も経験しました。そんな時、私が意識していたのは「心だけでも世界を旅し続けること」。

旅の準備や振り返り、学びも、すべて旅の一部だと思うんです。
今回は、そんな旅に出られない日々でも、“おうちで世界を感じる”ために私が実践している楽しみ方をご紹介します。


楽しみ方①:海外映画・旅番組・YouTubeで世界を旅する

まず一番気軽にできるのが、映画や映像コンテンツを通じて世界を感じること。
私は「旅に出られないけど、何か刺激がほしい」というときによく、映画・テレビ番組・YouTubeを活用しています。

おすすめの映画は『食べて、祈って、恋をして』『ミッドナイト・イン・パリ』『LIFE!』など、ロケ地そのものが美しい作品。観終わったあとは、まるで自分がそこに行ってきたかのような旅気分にひたれます。

テレビ番組では、『世界ふれあい街歩き』や『旅サラダ』など、現地の人の暮らしや文化が映されるものが好きです。観光ガイドには載っていないような裏路地や、ローカルな会話に触れられるのが魅力です。

さらに最近は、YouTubeの旅系チャンネルもとても充実しています。たとえば、

  • 現地で街歩きするような【Vlog風旅動画】
  • ツアーや航空会社レビューを紹介する【トラベルレポート系】
  • 一人旅や世界一周のリアルな体験を発信する【バックパッカー系】

など、さまざまなスタイルで旅気分を味わうことができます。私は特に「ツアー参加レポート動画」や「空港からホテルまでの流れ」を見て、次の旅の予習&気分を高める時間として活用しています。

映像からインスピレーションを得て、「この国、行ってみたい!」という気持ちが自然と湧いてくるのも、おうち旅の大きな魅力です。


楽しみ方②:世界の料理をおうちで再現

旅の楽しみのひとつといえば、やっぱり「食」。
私は旅先で食べた美味しい料理を、帰国後におうちで再現してみることがあります。

たとえば、マルタで食べた魚介のパスタや、ベトナムで飲んだフォー、台湾の魯肉飯(ルーローハン)など。「あの味に近づけるかな?」と試行錯誤する時間も楽しいものです。

最近は、輸入食材が手に入りやすくなったので、スーパーマーケットやカルディでちょっと変わった調味料を探すのも楽しい時間。盛りつけるお皿やランチョンマットをアジアン風にしてみたり、音楽をBGMに流してみたりと、五感で旅気分を演出しています。

料理を通して、その国の文化や風土を感じることができるのも、おうち旅の醍醐味です。


楽しみ方③:旅行記・世界遺産の本を読む

旅先で訪れた場所のことをもっと知りたくなったとき、また次の行き先を探しているときには、旅の本を読みます。

図書館や書店で手に取ったガイドブックやエッセイ、写真集は、新たな視点をくれる宝物のような存在。
お気に入りは『ことりっぷ』シリーズや『地球の歩き方 Plat』、『aruco』など。中でも世界遺産ガイドブックは、読んでいるだけで心がときめきます。

また、旅エッセイや紀行文もおすすめ。自分とは違う旅の仕方や視点に触れることで、新しい気づきがあったり、旅へのモチベーションが上がったりします。

読むことで「知る旅」「想像の旅」ができるのも、旅好きにはたまらない楽しみ方のひとつです。


楽しみ方④:Googleマップ&ストリートビューでバーチャル街歩き

最近特に活用しているのが、Googleマップやストリートビューを使った“バーチャル旅”です。

たとえば、「ヴェネツィアに行きたいな」と思ったら、Googleマップで位置を確認してから、ストリートビューで実際に街の風景をぐるぐると眺めます。
水の都の路地や運河沿いの建物をバーチャルで歩いていると、本当にそこを旅している気分になれるから不思議です。

世界遺産のエリアや有名美術館(ルーブル美術館やメトロポリタン美術館など)では、公式サイトやGoogle Arts & Cultureを使って館内をバーチャル見学することも可能です。

旅行を計画する前の「現地リサーチ」としても使えますし、行けないけれど憧れている場所を疑似体験するのにもぴったりです。


楽しみ方⑤:旅ノート&写真整理で思い出にひたる

そして最後におすすめしたいのが、これまでの旅を振り返る時間です。

私は旅のたびに、ノートに行った場所や食べたもの、感じたことを書き残しています。お気に入りのカフェ、ホテルの部屋のにおい、現地で出会った人の言葉――そんな細かい記録が、後から見ると宝物のように感じられます。

また、スマホの中に眠っている旅写真を整理して、フォトブックを作ったり、アルバムにしたりするのもいいですね。
最近は、Canvaを使って旅のまとめシートを作るのも楽しくてハマっています。

「次はここに行きたい」「また行きたい国リスト」を書き加えたり、行き先マップを塗りつぶしていくのもワクワクする時間です。


まとめ|旅に出られない時間も、旅の一部

旅は、飛行機に乗った瞬間から始まるわけではありません。
その前の準備、情報収集、期待、そして旅の後の振り返り――すべてが旅の一部です。

旅に出られない時間こそ、自分の「旅の原点」を見つめ直したり、旅への感謝を深めたりできる大切な期間だと私は思っています。

忙しくて動けない日々でも、心の中では世界を旅し続ける。
そんな風に、旅を“暮らしの中に取り入れる工夫”をしながら、次の出発の日を心待ちにしています。

あなたも、今できる小さな旅から始めてみませんか?

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