はじめに|ツアーでも「一人部屋」を選ぶ理由とは?
旅行好きな皆さんにとって、「どこへ行くか」だけでなく「誰と、どんなふうに過ごすか」も大事なポイントですよね。
私はこれまでにツアー旅行で46(※現在)カ国を巡ってきましたが、ほとんどの旅で「一人部屋オプション」を選んできました。一人旅ではもちろん、友達と参加する時も別々の部屋を取るのが私のスタイルです。
今回は、そんな私が一人部屋を選ぶ理由と、実際に感じた快適さや注意点を、自分の体験談とともにご紹介します。
一人部屋派の私がこだわる理由
私は誰かと一緒にずっと過ごすことがちょっと苦手です。特に旅先では、早朝から夜まで移動や観光が続くことも多く、少しずつ気疲れがたまっていきます。
過去に学生時代の友達と海外旅行をしたときのこと。せっかくだしと同じ部屋にしたのですが、旅の後半になるとお互いにちょっとしたことでイライラ…。
その原因のひとつがいびき問題でした。
私は、「疲れるといびきをかくことがある」と事前に伝えていたのですが、夜にそのことを指摘されてしまい、とても傷つきました。
しかもその友達も、実は同じようにいびきをかくタイプだったんです。
でもそのことには触れず、私だけが気を遣ったような気がして、モヤモヤしたまま帰国。
あのとき感じた「寝る時間くらい、気を遣わずに過ごしたい」という気持ちが、それ以降の旅に大きく影響しました。
それ以来、たとえ親しい友達と旅行するときも必ず一人部屋を選ぶようにしています。
旅を険悪ムードで終わらせたくないからこそ、お互いのためにも、距離感は大事なんですよね。
ツアーで一人部屋を選ぶメリット
■ 気兼ねなく過ごせる「自分だけの空間」
旅先のホテルの部屋は、私にとって“心を休める場所”。
夜はストレッチをしたり、ジャーナリングをしたり、次の日の荷物を整えたり。
そんな自分のペースで過ごせる時間は、旅をさらに快適にしてくれます。
お風呂やスキンケア、寝る時間、起きる時間、どれも自由。
部屋に戻った瞬間から「ふーっ」と力を抜ける、そんな感覚が好きなんです。
■ いびき・物音・生活リズムの違いが気にならない
寝る時間が遅い人、早起きの人、音に敏感な人…。相部屋だとどうしても生活リズムが合わないことがあります。
お互いに気を遣ってしまうより、最初から一人部屋にしておくほうが、お互い快適。
「夜に静かに過ごしたい」「寝る前にちょっと動画を観たい」そんなことも気兼ねなくできるのが、一人部屋の良さだと思います。
一人部屋で感じた注意点とちょっとした工夫
■ 追加料金がかかるのは事実
多くのツアーでは、一人部屋を希望すると2〜5万円の追加料金がかかります。
ただ私は、このお金は“自分の心の快適さ”への投資だと思っています。
むしろ数万円でストレスから解放されるなら、安いくらいかもしれません。
旅行会社によっては、時期やキャンペーンによって追加料金が安くなったり、最初から一人部屋プランが設定されていることもあるので、予約時に比較するのがオススメです。
■ 体調不良時は少し不安なときも
ひとり部屋だと、万が一体調を崩したときに気づいてもらえないという不安もあります。
私は事前に添乗員さんに「もしものときの連絡先」を渡しておくようにしています。
また、体調が崩れないように、移動日の朝はコーヒーではなく水を飲むようにするなど、地味ですが体調管理も意識しています。
快適に過ごすための私のひと工夫
- ホテルのドアにセキュリティ補助ロックをつける(携帯型)
- 朝はアラームを2つセットして寝坊防止
- 夜は翌日の準備をしてから入浴・リラックスタイムへ
- お財布はナスカン付きキーホルダーで落とさない工夫
- 買い物は最終日にまとめて(移動中に荷物を増やさないように)
一人部屋だからこそ、自分に合った「旅のルーティン」を整える楽しみもあります。
一人部屋はこんな人におすすめ
- 旅先でも自分のペースを守りたい人
- 相部屋で気疲れしてしまった経験がある人
- スキンケアやパッキングなど、自分の時間を大切にしたい人
- いびきや物音など、生活リズムに気を遣いたくない人
特に女性のひとり旅や、FIRE後にマイペースに旅したい人には、一人部屋スタイルはとても合っていると感じます。
おわりに|“一人部屋”は旅をもっと自由にする選択
一人部屋って、最初は「高くつくかな」「寂しくないかな」と迷うかもしれません。
でも私にとっては、ストレスを感じずに旅を楽しむための「安心料」のようなもの。
誰かと仲良く旅をするためにも、適度な距離感や、自分だけの空間はとても大事だと思います。
ツアー旅行でも、自分らしく、快適に。
そのために私は、これからも「一人部屋派」を選び続けたいと思っています。
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