いよいよ出発当日。長い準備期間を経て、旅の第一歩を踏み出す瞬間がやってきました。
この日は朝から少しそわそわ。スーツケースも荷物もすでに万全の状態なのに、出発前の独特の緊張感とワクワクが入り混じります。ここからは、成田空港での過ごし方からフライト、ワルシャワ到着までの流れを詳しく振り返ってみたいと思います。
成田空港へは余裕を持って到着
今回の集合場所は、成田空港第一ターミナル。集合時間は20時20分でした。出発便は22時50分発のポーランド航空で、集合時間は出発の約2時間半前という設定です。
ただし、ほとんどの航空会社は出発の3時間前からチェックインが始まります。ギリギリに着くと手続きや手荷物検査が慌ただしくなってしまうため、私は余裕をもって早めに空港へ向かうことにしました。特にこの時間帯は帰宅ラッシュと重なるため、できるだけ混雑を避けたかったという理由もあります。
さらに、空港で立ち寄りたいお店があったのも「早め行動」を選んだ大きな理由のひとつです。
出発前に必ず立ち寄るのが、文具や旅ノート好きにはたまらない「スミス(Smith)」と「トラベラーズファクトリー」。旅先でも使える手帳グッズやステッカーを見ながらウィンドウショッピングを楽しみ、旅の気分が一気に高まりました。
こうして空港に着いたのは18時過ぎ。ゆとりを持った行動は、旅のスタートを穏やかで快適なものにしてくれます。
外貨両替は“最小限”で十分
ウィンドウショッピングを楽しんだあとは、ちばぎん外貨両替コーナーへ。HISからもらっていた外貨両替手数料10%割引券を活用し、30ユーロ(5,279円)を両替しました。
前回の旅行で余っていた50ユーロも合わせて、手元には合計80ユーロの現金が手元に。とはいえ、結果的に今回の旅行で現金を使ったのは30ユーロほどで、ほとんどの支払いはクレジットカードで済みました。ヨーロッパではカード決済が一般的なので、多額の現金を持ち歩く必要はないと改めて実感しました。
添乗員さんと初対面|ツアー参加者は20名

19時過ぎに宅配で送っておいたスーツケースを受け取り、出発ロビーへ向かいます。出発ボードを見ると、チェックイン開始は19時50分〜との表示。
19時半過ぎにHISカウンターがオープンしたので、早速受付を済ませました。ここで今回の添乗員さんと初対面。参加者は20名で、そのうち一人参加は12名とのこと。思った以上に一人旅の参加者が多く、少し安心したのを覚えています。
受付では、イヤホンガイド・eチケット控え・注意事項の紙を受け取りました。添乗員さんはとても丁寧な対応で、出発前の不安もすっと和らぎます。
オンラインチェックインで待ち時間を短縮
受付が終わると、次はポーランド航空のチェックインカウンターへ。19時50分からカウンターが開くため、すでに長蛇の列ができていました。
私はHISで受け取ったeチケット控えをもとに、待っている間にオンラインチェックインを済ませ、オンラインチェックイン専用の短い列に並ぶことができました。カウンターでは紙の搭乗券も発行してもらい、出発準備は完了です。
出発前の腹ごしらえ|「ぼてぢゅう屋台」で夕食


チェックイン後、少しお腹が空いてきたので、夕食を食べに第3ターミナルへ。無料のターミナル連絡バスを使えば、移動もスムーズです。
目的地は、プライオリティパスが使える「ぼてぢゅう屋台」。利用できるメニューは一種類だけでしたが、旅前の食事としては十分満足できる内容でした。
夕食後は再び連絡バスで第1ターミナルへ戻り、搭乗までの最終準備に入ります。
搭乗までの流れ|保安検査・出国審査へ

搭乗開始の約1時間前、保安検査と出国審査を通過して搭乗ゲートへ向かいました。出国手続きも特に混雑はなくスムーズ。ゲート前では添乗員さんから座席番号の確認がありました。
この便はポーランド航空の最終便ということもあり、空港全体が少し静まり返っている印象。ゆったりとした気持ちで出発の時を待ちました。
いよいよ搭乗|約14時間のフライトへ


予定より25分遅れの22時45分、いよいよ搭乗開始です。目的地はポーランド・ワルシャワ。長いフライトの始まりに胸が高鳴ります。
離陸後30分ほどで、イヤホン・おしぼり・カシューナッツとドリンクのサービスがスタート。
機内食は2回提供され、1回目は離陸から約2時間後、2回目は到着の約2時間前でした。それ以外にも、ギャレー(機内後方スペース)には軽食・お菓子・飲み物が常備されていて、自由に利用できます。




座席は3-3-3列の配列。164cmの私でも「少し狭い」と感じる程度だったので、体格の大きな方にはやや窮屈かもしれません。実際、通路を挟んだ隣の大柄な方は少し窮屈そうでした。
オンラインチェックイン時に選んだ通路側の席は動きやすく快適。しかも嬉しいことに隣が空席で、よりリラックスして過ごすことができました。
機内は食事時間以外はほとんど暗く、映画のラインナップもあまり惹かれるものがなかったため、私はほとんどの時間を睡眠に充てることにしました。時差調整の意味でも、しっかりと眠れるのは長距離フライトでは大切なポイントです。
約14時間10分のフライトを経てワルシャワへ


約14時間10分のフライトを終え、飛行機は予定より30分遅れの6時30分(現地時間)にワルシャワ・ショパン空港へ到着しました。
飛行機を降りた後は広い集合スペースに集まり、入国審査・スーツケースの受け取りへ。すべての手続きを終えると、いよいよ旅の第一歩──ワルシャワ観光の始まりです。
出発当日を振り返って
今回改めて感じたのは、「余裕を持って空港へ行く大切さ」です。
出発の4時間前に空港へ着いたことで、ショッピングも両替も食事も焦ることなく済ませられ、チェックインや手続きもスムーズに進めることができました。
また、オンラインチェックインを活用したり、機内での過ごし方を事前にイメージしておいたことで、長時間フライトも快適な時間に変わります。
空港での数時間は、単なる「出発前の待ち時間」ではなく、これから始まる旅への心の準備時間。
小さな選択や工夫が、旅全体の満足度をぐっと高めてくれる――そんなことを改めて感じた出発当日でした。
  

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