はじめに


撮影:藍(世界ぐるり✈旅のアルバム帖)
東京・上野の「国立西洋美術館」で、特別展「西洋絵画、どこから見るか? ルネサンスから印象派まで」を鑑賞してきました。
今回の展覧会は、アメリカ・サンディエゴ美術館と日本の国立西洋美術館のコラボレーション展示。
時代もジャンルも異なる西洋絵画を、どう見るか?という視点で紹介する内容に惹かれて、足を運ぶことにしました。
そして何より、まだ訪れたことのなかった世界遺産でもあるこの美術館を見てみたかったんです。
「アートは難しい…でも楽しみたい!」
そんな気持ちを大切に、ひとりでふらりと上野へ。
結果は――大満足の“ヨーロッパ小旅行”でした!運びました。
印象に残った作品たち|絵の中にある“物語”と“旅心”
🌸 花環の中の聖母子/聖家族
会場で最初に目を奪われたのは、色とりどりの花々に囲まれた聖母子像。
「花環の中の聖母子」「花環の中の聖家族」は、まるでお花の絵のように明るく、優しい雰囲気。宗教画なのに、どこか日常的で親しみやすくて。
私は思わずこのモチーフのマスキングテープをお土産に購入。旅先のカフェでノートに貼るのが楽しみになりそうです。
🌊 ヴェネツィア、サン・マルコ湾から望む岸壁
この作品は、旅の記録写真のような風景画。
「当時は写真がなかったから、絵が旅の記憶だったのかも…」と想像すると、なんだか絵がもっと身近に感じられました。
静かな海と空のグラデーション、遠くに見える建物のシルエット。
「ヴェネツィア、いつか行ってみたい」と思っていた気持ちが再燃。
👧 小川のほとり/ラ・グランハのマリア
どちらも少女の表情がとても印象的な作品。
「もしかして今、動いた…?」と思ってしまうほど、リアルで吸い込まれるような目線にドキッとしました。
🗣 音声ガイドのナレーションはディーン・フジオカさん。
落ち着いた声で、作品の背景や見どころをさりげなく解説してくれて、初心者の私でも自然に絵に入り込めました。
サンディエゴ美術館ってどこ?→次の旅先候補に決定!
展示の中で何度も登場する「サンディエゴ美術館」。
正直どこにあるのか知らなかったので、帰ってから調べてみたところ――
🌍 アメリカ・カリフォルニア州南部、ロサンゼルスから約3時間。
映画『トップガン』の舞台にもなった場所なんだとか!
アートと映画と旅が好きな私には、まさに理想の行き先。
次のアメリカ旅では「ロサンゼルス+サンディエゴ」のルートもありかも?と妄想がふくらみました。
国立西洋美術館の魅力|建築ごと楽しめる世界遺産

の一部として2016年に登録されました。
▲ 国立西洋美術館のサイン(東京・上野)撮影:藍(世界ぐるり✈旅のアルバム帖)
この美術館そのものが、世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品」のひとつだということ、知っていましたか?
建物の外観も中庭の配置も、光や空間を意識した美しいデザイン。
展示室だけでなく、館内を歩くだけでもアートに包まれているような感覚になります。
🎟 企画展のチケットがあれば、常設展(松方コレクション)も観覧無料!
この日の私の過ごし方は…
- 企画展を1時間半ほどじっくり鑑賞
- そのまま常設展へ(モネやルノワールにも出会えます)
- そのあとお腹が空いて早々に退散…
体力と時間がある時は、美術館併設のカフェでひと休みしながら、もっとゆっくり回るのがおすすめです。
アートは“旅”になる|ひとりでも、自由に楽しめる
美術館巡りが好きになったきっかけは、BS日テレの『ぶらぶら美術・博物館』という番組。
山田五郎さんのやわらかく知的な解説と、おぎやはぎの軽妙なトークに、「アートって自由でいいんだな」と思わせてもらえました。
今回の展覧会も、“構えて観るもの”ではなく、“旅するように楽しむもの”としてアートと向き合えた気がします。
🎨 名画の中を歩くように
✈️ 絵画を通じてヨーロッパを旅するように
海外旅行に行けないときでも、東京の美術館で異国を感じられる。
それって、とても贅沢な体験だと思うんです。
まとめ|ひとりアート旅で感じた、自由と癒し
今回のひとりアート旅で改めて思ったのは、
旅もアートも、もっと自由でいい。自分の“感じたまま”を大切にすればいいということ。
「難しいことは分からないけど、絵を眺めるのが好き」
そんなスタートでも、十分に楽しめる空間がここにはありました。
「次はどこの美術館に行こう?」
「またアートで旅したいな」
そんなワクワクを持ち帰れるのが、美術館旅の醍醐味かもしれません。
次回のひとりアート旅も、今からとっても楽しみです。
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