中央アジアの秘境“火星の谷”へ。トルクメニスタンが誇る大絶景ヤンギ・カラへ向かった一日
旅もいよいよ終盤に近づき、この日は今回の旅のハイライトのひとつ、奇岩が連なる壮大なヤンギ・カラ渓谷へ向かう日。
まだ外が真っ暗な3時前に起床し、眠い目をこすりながら荷物をまとめます。
「今日は長い1日になりそうだね」
旅友と声を掛け合いながら、4時にホテルを出発しました。
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■ 未明のアシュガバード空港へ:お店はあるけれど“買えない”現実
外は静まり返っていて、まるで街全体が眠っているよう。4時過ぎにアシュガバード空港へ到着すると、早朝にもかかわらず思った以上に人がいて、チェックインカウンター周辺はすでに活気がありました。国内線利用の地元の人が多いようで、スーツケースや荷物を抱えた乗客が次々と列に並んでいきます。
チェックインを済ませ、搭乗までの時間は空港内のお店をぶらぶら。
喉が渇いてジュースを買おうとしてみましたが──
- クレジットカード:使用不可
- 米ドル:使用不可
- マナト:持っていない
という三重苦で、結局買えず……。
トルクメニスタンは米ドルが使える場所と使えない場所の差が激しいため、こういう時には現地通貨を少し持っておくと便利だな、と実感しました。
搭乗時間まで、ホテルからもらったボックス・ブレックファストを食べて腹ごしらえ。早朝というより深夜に近い時間帯だったので、体がようやく目覚めていく感じでした。
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■ 国内線でトルクメンバシへ:約1時間の空の旅
6:20、トルクメニスタン航空 T5-241便でトルクメンバシへ向けて離陸。
機内はシンプルで、エンタメも機内食もなし。1時間という短いフライトなので、ただ静かに外を眺めていました。
砂漠の上を飛ぶ飛行機の窓から見える景色は、どこか寂しさを感じるほど広大で、人の生活の気配がほとんどありません。
7:20、トルクメンバシ空港に到着。
外に出ると、アシュガバードとは少し違う、海風の混じった空気が肌に触れました。
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■ 四輪駆動車に乗り換え、いざヤンギ・カラへ
ここからは、ツアー専用の四輪駆動車(4WD)に乗り換えて約200km、約3.5時間のドライブ。
道中は舗装されている場所もありますが、ほとんどが未舗装で大揺れ。車体が跳ねるたびに、みんなで「わー!」と笑いながら進んでいきます。
当然、途中にトイレはありません。
広大な草原と荒地が続くのみ。
ということで、この日は往路・復路ともに 青空トイレ。
「こういう経験も旅の醍醐味だよね」と言いながら、空と大地だけが広がる場所で用を足すのは、ある意味で貴重な体験でした。
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■ 奇岩の絶景が続く“火星の谷”ヤンギ・カラに到着
しばらく進むと、突然視界が開け、白と赤が層になった断崖が現れます。
ここがヤンギ・カラ。
「燃える崖」「火の山」という意味の、この国随一の絶景スポットです。

岩肌が朝日を浴びてほんのりピンク色に染まり、写真では到底伝えきれない迫力と美しさ。
本当に「異世界」という言葉がぴったりで、思わず息をのみました。
目の前に広がるのは、
- 白と赤の縞模様の断崖
- 風雨で削られた奇岩群
- 何億年も前から続く地層のグラデーション
- 人工物がまったくない静寂の風景
まるで火星に降り立ったかのような世界が続きます。
私も旅友も、夢中で何度もシャッターを切りました。
写真だけ見ると「合成?」と思われそうなほどの景観ですが、目の前にあるすべてが“本物”。
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■ クロコダイル・ヘッドで絶景ピクニック
次に向かったのは、ヤンギ・カラの最深部にある絶景ポイント
「クロコダイル・ヘッド」。


崖の形がワニの頭のように見えることからそう呼ばれています。
切り立った断崖の上からは、広大な谷がどこまでも続いていました。
ここで、ピクニックスタイルのボックス・ランチをいただきます。
断崖絶壁を眺めながらのランチは、忘れがたい特別な時間でした。

滞在したのは約1時間30分ほどでしたが、できることならもっと長くいたかったほど。
風が心地よく吹き抜け、時間の流れがゆっくりと感じられる場所でした。
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■ 名残惜しくもトルクメンバシへ戻る
絶景を堪能した後は、再び約3.5時間のドライブでトルクメンバシへ戻ります。
もちろん、帰りもトイレは青空トイレ。
「朝よりも慣れたね(笑)」
と旅友と笑い合いながら、道のりを戻りました。
夕刻、海沿いの街トルクメンバシに到着。
白い建物が夕日に照らされ、どこかリゾートの雰囲気が漂う穏やかな港町でした。
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■ ホテル「ベルク・ユペク・ヨリ」にチェックイン
宿泊するのは、BEYIK YUPEK YOLE(ベルク・ユペク・ヨリ)。
到着してチェックインを済ませると、少し自由時間があったので旅友とホテルの売店へ。



ここでは幸い米ドルが使用可能。
気になっていたお菓子、ウエハースととうもろこしチップスを購入してみました。
日本のお菓子とはまた違った素朴な味で、旅のいい思い出になりました。
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■ カスピ海を眺めながらレストラン「トルクン」でディナー
19時を回っていましたが、空はまだ明るく、カスピ海がきらきらと輝いていました。
海沿いのレストラン 「TOLKUN(トルクン)」 は、開放感がありとても素敵な雰囲気。
メニュー:
- トマトスープ
- サラダ
- 魚のグリル(カスピ海のボラの一種)
- チョコレートケーキ






魚のグリルは香ばしくて身がふっくら。
カスピ海の恵みをいただく贅沢な時間でした。
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■ 朝が早かった一日。ホテルに戻ってすぐ就寝
夕食後はホテルへ戻り、荷物を整理。
早朝から長距離移動が続いたこともあり、みんなかなり疲れていた様子。
私もシャワーを浴びて布団に入ったら、あっという間に眠りについていました。
翌日は、トルクメニスタンの旅の締めくくりとなるアシュガバード経由での帰国日。
最後の1日も大切に過ごしたいと思いながら眠りにつきました。


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